廣木隆一監督、蓮佛美沙子主演で秋葉原無差別殺傷事件を映画化
2011年10月18日 19:10

[映画.com ニュース] 2008年6月に東京・千代田区外神田で発生した秋葉原無差別殺傷事件を映画化した「RIVER」が、2012年3月に公開されることが決定した。「軽蔑」「余命1ヶ月の花嫁」など、さまざまな男女の愛を描いてきた廣木隆一監督がメガホンをとった。死傷者17人を出した悲惨な事件をテーマに、最愛の恋人を失った女性が再生する姿を繊細に映し出す。
主演には、大林信彦監督作「転校生 さよならあなた」(07)で映画初主演を果たした蓮佛美沙子が抜てき。恋人の死を境に、心を閉ざしてしまった主人公ひかりを演じる。ひかりを取り巻く人々は中村麻美、根岸季衣、柄本時生、田口トモロヲ、小林ユウキチら実力派俳優が演じる。
突然の惨劇によって恋人・健治を失ったひかり(蓮佛)は、現実を受け入れられずに引きこもった生活を送る。やがて落ち着きを取り戻したひかりは、健治が通っていた秋葉原を訪れ、女性カメラマン(中村)、メイド喫茶のスカウトマン(田口)、メイド喫茶で働く女の子(菜葉菜)らさまざまな事情を抱えながらも、“今”を生き抜く人々と出会う。
福島・郡山市出身の廣木監督は、3月11日に発生した東日本大震災を受け「映画などやっている場合ではないのではないか」と葛藤(かっとう)を抱えたという。しかし、それまで進めていた企画の脚本を変更し、被災地でも撮影を敢行することで“今”の日本に焦点を当てた。主題歌は、神田川に月が映る情景のイメージと一致したことから、オードリー・ヘプバーンが主演した名作「ティファニーで朝食を」の挿入歌「Moon River」に決定した。
本作は、第12回東京フィルメックス(11月19~27日)で、特別招待作品としてプレミア上映される。
「RIVER」は、2012年3月から全国で公開。
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