「一命」メイキング映像公開 満島ひかりが日本の母を好演
2011年10月14日 11:34

[映画.com ニュース] 市川海老蔵主演、三池崇史監督の「一命」で、海老蔵演じる浪人・津雲半四郎の娘の美穂に扮する、満島ひかりの出演シーンのメイキング映像を、映画.comが独占入手した。
美穂は、近所で暮らす半四郎に見守られながら、夫である浪人の求女(瑛太)、そして生まれたばかりの息子の金吾ととともに貧しい家屋で暮らす。厳しい生活の中でも、穏やかな愛情を家族に注ぎ、力強く生きる母親の姿を満島が好演。メイキング映像では、半四郎が抱いた赤ん坊の金吾を囲み、家族で子の成長ぶりに目を細める、あたたかな団らんシーンなどが映し出されている。
インタビューで満島は、はかなげながらも芯を持った母親像を体現する美穂を「日本の女性が大切にするべきものが詰まった役」と絶賛。能を習ったり、運針の練習をするなどして、役作りに生かしたという。そして、「(美穂の)父親や夫が慌てているときでも動じないところが好き。小さい体で大きな精神を持たなければいけないのはとても難しかった」と振り返った。
映画「一命」は滝口康彦が1958年に発表した「異聞浪人記」が原作。病床の妻子を置いて家を出た求女が壮絶な最期を遂げたことを受け、半四郎(海老蔵)が武士とは何かを命がけで問いかける姿を、荘厳な世界観で描く。62年には仲代達矢主演で「切腹」として映画化され、63年のカンヌ映画祭で審査員特別賞を受賞。三池監督により時代劇として初めて3Dで製作された本作は、カンヌ映画祭コンペティション部門に正式出品を果たし、高い評価を受けた。
「一命」は10月15日から全国で公開。
(C)2011映画「一命」製作委員会
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト”の絶賛!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)