米興行主が猛反対 ユニバーサルがオンデマンド配信計画を中断
2011年10月14日 13:01
[映画.com ニュース] 米ユニバーサルが、新作映画を劇場公開の3週間後にオンデマンド配信する計画を撤回したと、ロサンゼルス・タイムズ紙が報じた。
同社はこのほど、アクションコメディ「タワー・ハイスト(原題)」(ブレット・ラトナー監督)を全米公開の3週間後に、米CATV大手コムキャストのオンデマンドサービスでリリースすると発表。視聴料は59ドル99セントと高額に設定されているものの、同社がDVDやブルーレイなどの2次使用のリリースは劇場公開の90日後という暗黙のルールを破ったことに対し、劇場側は猛反発。主要映画館チェーンが相次いで「タワー・ハイスト」の上映拒否を表明したことから、計画を撤回する運びとなった。
スタジオ側が興行主側との関係悪化のリスクをおかしながらも、2次使用のリリース時期を早めようとしているのは、DVDやブルーレイなどのホームビデオの売れ行きが急激に落ち込んでいるため。プレミアムコンテンツのオンデマンド配信に活路を見いだそうとしており、今後も同様の動きが出てくる可能性がありそうだ。
なお、「タワー・ハイスト」は、「ラッシュアワー」シリーズのブレット・ラトナー監督による最新作で、エディ・マーフィ、ベン・スティラーらが出演するアクションコメディ。11月4日に全米公開予定。
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