堺×香川×広末、内田けんじ監督3年ぶり新作でタッグ
2011年10月13日 06:01
[映画.com ニュース] 俳優の堺雅人、香川照之、女優の広末涼子が、内田けんじ監督の3年ぶりの新作「鍵泥棒のメソッド」に出演することがわかった。35歳で無職の主人公・桜井を演じる堺は、内田監督の前作「アフタースクール」に続く出演。第58回カンヌ映画祭で4冠に輝いた“若き名匠”が、今作でも先の読めない完全オリジナルのスクリューボールコメディを世に放つ。
内田監督は、05年に公開された「運命じゃない人」が、第58回カンヌ映画祭・批評家週間でフランス作家協会賞(脚本賞)、最優秀ヤング批評家賞、最優秀ドイツ批評家賞、鉄道員賞(金のレール賞)を戴冠。大泉洋、佐々木蔵之介、堺が共演した前作「アフタースクール」は、78館での公開ながら興行収入約6億円を記録する大ヒットを飾ったことが記憶に新しい。
今作の主人公は、俳優を目指すものの挫折し、自殺を考えている男・桜井。死ぬ前に立ち寄った銭湯で、羽振りのいい男・コンドウ(香川)が目の前で転倒し、記憶喪失に。出来心からロッカーの鍵をすり替え、コンドウになり代わったためにヤクザ絡みのトラブルに巻き込まれていく。
堺は「初めて台本をいただいたとき、その面白さに一気に読みふけってしまいました。僕も小さな劇団にいたことがあるので、当時のことをいろいろ思い出しながら演じたいと思います」と意気込んでいる。
香川が演じるコンドウは、非合法な裏稼業を生業(なりわい)としながら、記憶を失ったために自分を桜井だと思い込み、あまりに情けない境遇にぼう然とするという役どころ。内田監督とのタッグを心待ちにしていたようで、「『運命じゃない人』だった内田監督と『運命の人』になれたことが、まずうれしいです。現場でどんな演出をされるのか、本当に楽しみ。縦横無尽な奇才ぶりを堪能したい」とコメントを寄せた。
自分を桜井だと思い込むコンドウと病院で知り合い、生活を立て直すきっかけを作るのが、広末扮する香苗。「努力すればできないことはない」が信条で、ある理由から“どうしても結婚したい”がために方向違いの努力をしてしまう。広末も脚本に引き込まれたそうで、「私と同世代の女性にもきっと共感してもらえる、シュールでキュートな作品になると思う」と語っている。
撮影は、10月12日に関東近郊でクランクイン。11月下旬に撮了予定。
「鍵泥棒のメソッド」は、2012年秋に全国で公開。
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