神山健治監督最新作は3D版「サイボーグ009」!
2011年10月5日 00:33

[映画.com ニュース] 「攻殻機動隊 S.A.C. Solid State Society 3D」「東のエデン」などで知られる神山健治監督が10月4日、東京・新宿バルト9で最新作発表イベントを行い、2012年秋に「009 RE:CYBORG」をフル3D長編アニメとして劇場公開することを明かした。原作は石ノ森章太郎の代表作「サイボーグ009」。およそ4分間の先行フッテージがお披露目されると、約400人のファンは拍手喝さいだった。
神山監督は「『攻殻機動隊』をはじめとするSFの原点。誰もが知る作品をもう一度、現代的な解釈でいかによみがえらせるか。3D立体視を一からオリジナルで作るのは大きなプレッシャーだが、手描きアニメを踏襲しつつ新しい表現に挑戦できれば」と抱負を語る。脚本も手がけており、昨年9月にシナリオが完成。現時点で詳細は明らかではないが「舞台は201うん年。まさに現代を舞台に、サイボーグ戦士たちがどんな活躍をするかがコンセプト。9.11以降の世界状勢を参考に、『攻殻機動隊』で培ったポリティカルな面も織り込ませている」。さらに「物語、そして表現の点で革新的なものを目指す」と“RE:CYBORG”というタイトルに込めた思いを説明した。
映像面では「セルアニメのルック(見た目)をすべてフル3Dキャラクターで作るのは初めての試み。未知の体験でトライ&エラーを繰り返している。手描きを使わずに、いかに手描きに近づけるかが目標」。製作にはパナソニックが全面協賛。石井朋彦プロデューサーは「日本の3Dが、ハリウッドに勝てる道はこの表現」と自信のアピールだ。最後に神山監督は「こうした大きな発表の場を作っていただき、光栄。来年秋、必ず期待に沿える作品を完成させ、帰ってくるので、再び集まってもらえれば」と挨拶し、決意を新たにしていた。
「009 RE:CYBORG」は2012年秋公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
星と月は天の穴
【今年最後に観るべき邦画】なじみの娼婦、偶然出会った女子大生との情事。乾いた日常に強烈な一滴を。
提供:ハピネットファントム・スタジオ
「アバターF&A」「ズートピア2」などが“500円”で観られる!
【正直、使わないと大損】絶対に読んでから映画館へ!
提供:KDDI
楓
【今年最大級に切なく、涙が流れた】双子の弟が亡くなった。僕は、弟の恋人のために“弟のフリ”をした
提供:アスミック・エース
ズートピア2
【最速レビュー】「最高の続編」「2025年頑張ったご褒美みたいな映画」「メロすぎる」「全員みて」
提供:ディズニー
SNSで大炎上中
【非難殺到】「絶対に許すな」「町ごと滅べ」 些細な口論が…まさか 異常事態を総力取材
提供:ハピネットファントム・スタジオ