安藤政信、「スマグラー」は「新たな自分の代表作」と自信
2011年10月3日 22:16

[映画.com ニュース] 人気漫画を実写映画化した石井克人監督の最新作「スマグラー おまえの未来を運べ」の外国人記者クラブ向け会見が10月3日、日本外国特派員協会(東京都千代田区)であり、本作で4年ぶりの日本映画に出演する安藤政信が出席した。以前から石井作品への出演を熱望していたという安藤は、「やっと来たチャンスでこんなに素晴らしい大きな役を与えてくれたことを感謝しています。この映画が新たな自分の代表作だと思っています」と、国内外約100人の記者を前に力強く語った。
無敵のチャイニーズマフィア“背骨”役を演じる安藤。刺青入りの見事な肉体美から繰り出す、ブルース・リーさながらのアクションシーンが本作の大きな見どころのひとつとなっている。撮影まで約1カ月という短期間で、パーソナルトレーナーをつけて体づくりと中国語の特訓に励んだと明かし「裸だったのでごまかしもきかないし、傷も増えていったし、“内臓”役との格闘であばら骨を折ったこともありました」と撮影中の苦労を告白した。
近年活躍の舞台をアジアに広げている安藤だが、三池崇史監督の「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」から4年間、日本で撮影をしていなかったブランクを埋めたいと考えていたとも話す。「必死でこの映画で生きてやろう、背骨の孤独を理解して光を照らしたかった。僕自身も石井さんに光を照らしてほしかったので、どんなに痛みがあっても、その覚悟でやり抜くという、その気持ちが最後まで僕を生かしてくれたと思います」と会心の表情で語った。
「闇金ウシジマくん」で知られる真鍋昌平の人気コミック「SMUGGLER」を映画化。妻夫木演じる役者志望のフリーター・砧が、借金返済のために始めた“危険物”の運搬処理を行う「運び屋(スマグラー)」の仕事を通じて、地獄を見ながら人間として成長し、一発逆転のチャンスにかける。
PG-12指定の本作。暴力シーンがありすぎるのではないかという質問も出たが、山口雅俊プロデューサーは「石井監督は、妻夫木くんがいじめにいじめられて、その後、か細いけれども明確に希望の光を見出すというポジティブなメッセージを描いた」と説明した。
「スマグラー おまえの未来を運べ」は10月22日全国で公開。
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