神楽坂恵「恋の罪」過酷な稽古で「ずいぶん泣いた」
2011年10月3日 16:00

[映画.com ニュース] 女優の神楽坂恵が10月1日、京都市内で行われた「園子温ナイト~歪んだ愛の狂乱~」に、園子温監督と出席した。園監督作「冷たい熱帯魚」「恋の罪」に連続出演した神楽坂は、「『恋の罪』の稽古はきついどころでない」と告白。「本当に厳しいリハーサルのおかげで、私が持っている以上のパワーを発揮させていただいたと思っています。ずいぶん泣きましたね(笑)」と振り返った。
園監督は「(神楽坂は)『冷たい熱帯魚』のときに直感で面白いと思って、『恋の罪』で役柄を大きくした。『恋の罪』がとてもいい芝居で、にらんだ通りだった」と絶賛。そして「稽古ではよく泣きましたけど、よくついてきたと思います」といたわった。
稽古について園監督は「千本ノックみたいに体に叩き込んでもらいます」とスパルタ宣言し、「お金がかからずにどこを面白くできるかというと芝居しかない。舞台と一緒で、稽古をくりかえしてから現場に臨む」と“園流”演出方法を解説。そして映画業界を志す学生に、「同じように稽古してから現場に入れば撮影時間を短縮できて、演出を現場でいちいち説明する必要もない。高いレベルから芝居に入れる」とアドバイスした。
「恋の罪」では、女性をテーマに“昼と夜の顔を持つ”人物にも取材を行ったという。「成熟した大人の女性の性と自由についての映画を撮りたい」と製作理由を明かし、「すごく力を入れて、自分の中で今までで1番うまくいった作品ではないかと思います」と自画自賛した。水野美紀、冨樫真とともに主演を務めた神楽坂も、「簡単に言葉にするのは難しい作品ですが、女性だったら絶対に言葉にしなくても共感できる作品」とアピールした。
「恋の罪」は東京・渋谷区円山町のラブホテル街で発生した事件を軸に、刑事、大学助教授、主婦と境遇の異なる3人の女性の生きざまを描く。
「恋の罪」は、11月12日から全国で公開。
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