「マネーボール」のヒットで、原作者の著書が映画化ラッシュ
2011年9月28日 11:26
ウォール街の内情を描いた1989年の著作「ライアーズ・ポーカー」の映画化準備を進めるワーナーは、ルイス本人に脚本の執筆を依頼。同作は、「ラブ・アゲイン」のグレン・フィカーラ&ジョン・レクア監督で映画化が決まっている。また、10年の著作「世紀の空売り」も、「マネーボール」で主演を務めたピットの制作会社プランBが映画化準備を進めており、ハリウッドで大人気の作家となっている。
ルイスは投資銀行ソロモン・ブラザーズに勤務したのち、その経験を元に「ライアーズ・ポーカー」を執筆し、経済を専門とするノンフィクション作家としてデビューを飾る。その後、米メジャーリーグのオークランド・アスレチックスを改善したビリー・ビーンGMの活躍を描いた「マネー・ボール 奇蹟のチームをつくった男」、貧困地区に育ったマイケル・オアーがプロ入りするまでを描いた「ブラインド・サイド アメフトがもたらした奇蹟」などを執筆。それぞれ「マネーボール」「しあわせの隠れ場所」として映画化されている。