横浜聡子監督、劇場未公開2作が同時上映決定
2011年9月20日 11:57

[映画.com ニュース] 初の商業映画「ウルトラミラクルラブストーリー」(2009)で世界進出を果たした、横浜聡子監督の劇場未公開作「真夜中からとびうつれ」「おばあちゃん女の子」が同時上映されることになり、予告編がこのほど公開された。11月5~18日、東京・渋谷のユーロスペースで上映される。
「真夜中からとびうつれ」は、季刊雑誌「真夜中」の映画特集の連動企画として、4月にリトルモアの特設サイトで期間限定公開された短編作。何もないところから再び“映画”が生まれる瞬間を、13分間の映像で描く。主演の多部未華子をはじめ宇野祥平、鈴木晋介、戌井昭人、渡辺謙作らが出演。アコーディオンの温かいサウンドと色調を抑えた映像の中、青いワンピース姿の多部が独特の寓話(ぐうわ)性を引き出す。
一方の「おばあちゃん女の子」は、アパート暮らしの夫婦が繰り広げる会話や風景を通して、なにげない1日から感じられる夫婦間の愛を描く。横浜監督の長編第1弾「ジャーマン+雨」(07)に続き、野嵜好美が妻はつえ役で主演。同時上映「真夜中からとびうつれ」にも出演する宇野祥平が、夫たかし役で共演する。予告編は生活感あふれる食卓の映像からはじまり、野嵜の力強くクセのある演技が独特の存在感を放つ。
横浜監督は映画のみならず、ロックバンド「100s」の楽曲「そりゃそうだ」などミュージックビデオも多数手掛けている。
「真夜中からとびうつれ」「おばあちゃん女の子」は、11月5~18日に東京・渋谷のユーロスペースで上映。
(C)2011 リトルモア
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