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瑛太が爆弾魔を怪演 「モンスターズクラブ」トロント映画祭でお披露目

2011年9月16日 10:00

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爆弾魔を演じる瑛太と死んでしまった兄役の窪塚洋介
爆弾魔を演じる瑛太と死んでしまった兄役の窪塚洋介
(C)GEEK PICTURES

[映画.com ニュース] 瑛太豊田利晃監督がタッグを組んだ「モンスターズクラブ」が、9月8日(現地時間)にカナダで開幕した第36回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映されたことが分かった。瑛太が豊田監督作品に出演するのは、デビュー作「青い春」(2002)、「ナイン・ソウルズ」(03)、「空中庭園」(05)に続き4回目となる。

本作は78~95年の間、合計16回にわたって航空業界や金融関係者に爆発物を送りつけ、3人の犠牲者と29人以上の怪我人を生んだ「ユナボマー事件」の犯人セオドア・ジョン・カジンスキーの生涯に着想を得ている。同事件は、カジンスキーが95年に発表した犯行声明文「Industrial Society and Its Future」の筆跡がきっかけとなり、翌年、弟の通報によって終わりを迎えた。

大学の助教授という社会的地位を捨て山小屋にこもったカジンスキーを、現代日本の雪山で企業やテレビ局に孤独に爆弾を送り続ける垣内良一に置き換えた。爆弾魔・垣内良一役に抜てきされた瑛太をはじめ、窪塚洋介(ユキ役)、KenKen(ケンタ役)、草刈麻有(ミカナ役)、ピュ~ぴる(P役)、松田美由紀(ユリエ役)、國村隼(セイジロウ役)が出演する。

黙々と爆弾を送り続ける良一は、奇妙な怪物と森で遭遇して以来、怪物や死んだ家族の幻想に悩まされる。最後の爆弾を日本の首相に送ろうとした夜、自殺した兄ユキが小屋に現れ戸惑う良一を導く。弟が兄を告発し物議をかもした事件を通して、人間性の回復を描く。

犯行声明文「Industrial Society and Its Future」を読んだ豊田監督は、「彼が危惧(きぐ)していた社会システムの末路は日本の現状そのものだった」と驚きを隠せなかったという。そして「正しい行いとは何なのか? 正しい生き方とは? そのことを見つめたくてこの映画を作った」ことを明かし、「この映画が現代社会を生きるすべての人の心の憂いに届くことを祈っています」と語った。

モンスターズクラブ」は2012年に公開予定。

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