J・デップ「ローン・レンジャー」監督外し画策するディズニーに抵抗
2011年9月4日 07:32

[映画.com ニュース] 西部劇「ローン・レンジャー」の実現に向けて、米ウォルト・ディズニーがジレンマに悩まされているとDeadlineが報じた。
「ローン・レンジャー」とは、アメリカの往年のラジオドラマ(のちにテレビドラマ化)の映画化で、主人公ローン・レンジャーには「ソーシャル・ネットワーク」のアーミー・ハマー、相棒トントにはデップの出演が決定していた。プロデュサーはジェリー・ブラッカイマー、監督にはゴア・バービンスキーと、「パイレーツ・オブ・カリビアン」のスターとスタッフが再結集した注目作であり、2012年12月21日の全米公開に向けて今秋にクランクインする予定だった。
しかし、ディズニーは8月中旬に製作準備をストップ。原因は2億5000万ドルを超える製作費で、宣伝費やデップ、ブラッカイマーの高額のロイヤリティを考慮すると、ディズニーが利益を出すためには世界興収8億ドルを超えるヒットとなる必要がある。西部劇はもともと人気のあるジャンルではないうえに、今夏全米公開された「カウボーイ&エイリアン」の全米興行成績がかんばしくなかったために、ディズニーは急遽、製作を棚上げした。
ただし、ディズニーとしてはドル箱スター、ジョニー・デップ主演映画は大歓迎のため、高額の製作費を要求するバービンスキー監督を外して、安価な西部劇として製作する腹づもりでいたというが、関係者によれば、デップがバービンスキー監督以外での「ローン・レンジャー」への出演を拒否。ディズニーは難しい判断を迫られることになったという。

PR
©2025 Disney and its related entities
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

アマチュア
【最愛の妻がテロリストに殺された――】殺しの経験ゼロ、しかし“最高の頭脳を持つ男”の復讐が始まる
提供:ディズニー

HERE 時を越えて
【何だこのすごい映画は!?】まるで動かない「バック・トゥ・ザ・フューチャー」 ラストの多幸感よ…
提供:キノフィルムズ

異常者×異常者×異常者…
【イカれた映画を紹介するぜ!】命令無視の異常者チームが無許可で大暴れ! ぶっ刺さる一作!
提供:KADOKAWA

絶対に絶対に絶対に“超ネタバレ厳禁”
【涙腺崩壊、感情がぐちゃぐちゃで大変】早く話したいから、お願いだから、みんな早く観てほしい。
提供:リトルモア

映画が大好きな人へ――
“映画館でオトクに観る裏ワザ”、ご紹介させてください!【知らないと損な神情報】
提供:KDDI