松下奈緒“NHK凱旋”父のリストラ&蒸発にも気丈な振る舞い
2011年7月3日 18:46
[映画.com ニュース] 今夏、没後30年を迎える向田邦子さんの小説を原作にしたNHKドラマ10「胡桃の部屋」のスタジオ取材会が7月3日、東京・成城の東宝スタジオで行われ、主人公・三田村桃子を演じる松下奈緒をはじめ、井川遥(姉・咲良役)、臼田あさ美(妹・陽子役)、瀬戸康史(弟・研太郎役)、蟹江敬三(父・忠役)、竹下景子(母・綾乃役)が正月シーンの晴れ着姿で意気込みを語った。
1980年ごろの東京を舞台に、生真面目で不器用な二女・桃子が、リストラを機に蒸発してしまった父に代わり、バラバラになった家族を取りまとめようと奮闘。一筋縄ではいかない家族のきずなや男女の関係を、向田作品らしい辛口なユーモアで描くホームドラマだ。原作は向田さんが81年8月22日、取材先の台湾で飛行機事故に遭い死去する5カ月前に発表された。
松下は、昨年放送された連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」以来のNHKドラマ出演。もともと向田さんの大ファンだといい「女優として一度は経験してみたかった。強さと弱さを一緒にもった女性を演じ、より向田さんの作品が好きになりました」。父のリストラと蒸発にも気丈に振舞うヒロイン役を「普通の役を普通に演じることの難しさがあった」と振り返った。この日は、バラバラだった三田村家が一堂に会し「すごく珍しいこと(笑)。みんなそれぞれに悲惨な状況にいる家族ですが、だからこそ家族のあり方やきずなをビビッドに受け取っている」と笑顔で語った。
母親役の竹下は、89年に「東芝日曜劇場」(TBS/当時は東京放送)で放送されたドラマ「胡桃の部屋」で主人公・桃子を演じ、「ゲゲゲの女房」では松下演じるヒロインの義母役だった。「ゲゲゲのときは松下さんに言いたい放題だったが、今回は違った形の親子関係。大胆さとしたたかさをもった女性で引きつけられる」とこちらも向田作品への出演に感慨深げ。一方、蟹江は「なぜこんなにいい家族を捨てるのか……」と恐縮しきりだった。
NHKドラマ10「胡桃の部屋」は7月26日午後10時から放送(全6回)。
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