マット・ディロン、伝説のポルノ女優の夫役に
2011年5月17日 17:32
[映画.com ニュース] 「ウォッチメン」のマリン・アッカーマンが、ハードコアポルノ「ディープ・スロート」(1972)で知られるポルノ女優リンダ・ラブレースに扮する伝記映画「インフェルノ(Inferno)」に、マット・ディロンが出演することがわかった。ディロンは、ラブレースの元夫でポルノ製作者のチャック・トレイナーを演じる。
「ディープ・スロート」に主演して一躍有名になったラブレースは、のちに反ポルノを主張するフェミニズム活動家に転身し、同作への出演はトレイナーに強要されたものだと元夫を非難した。ラブレースは、02年に交通事故のため53歳で死去した。
マシュー・ワイルダー監督がメガホンをとる「インフェルノ」には当初、リンジー・ローハンが主演する予定だったが、刑務所やリハビリ施設への入退所を繰り返していたため、事実上解雇された。その後も製作が難航していたが、ディロンの参加も決まり、今年7月にクランクインすることになったという。
なお、ラブレースに関してはもう1本、エリック・ダンビルの評伝「The Complete Linda Lovelace」を、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を2度受賞しているロブ・エプスタインとジェフリー・フリードマンが映画化するという企画が進行中だ。こちらは、ケイト・ハドソンがラブレース役、ジェームズ・フランコがトレイナー役を演じるのではないかと噂されている。