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クリーチャーは1体だけじゃない!? J・J・エイブラムスが緊急会見

2011年5月17日 14:52

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サンタモニカのスタジオ(バッド・ロボット・シアター)から スカイプ会見中のエイブラムス
サンタモニカのスタジオ(バッド・ロボット・シアター)から スカイプ会見中のエイブラムス
(C)2011 Paramount Pictures. All rights reserved

[映画.com ニュース] J・J・エイブラムスが5月17日、スティーブン・スピルバーグとタッグを組む話題作「SUPER 8 スーパーエイト」の全米公開が6月10日に迫るなか、現在ポストプロダクションの真っ最中である米サンタモニカのスタジオから、スカイプによる緊急会見を行った。

東京・秋葉原のアキバシアターで行われた会見では、22分間のフッテージ上映の後、エイブラムスがスクリーンに登場。佳境を迎えている製作作業のために来日がかなわなかったことを謝罪しつつ、「私の祈りと思いは日本の皆さんとともにあります。強い日本に復興されることを祈っています」と東日本大震災に触れたメッセージを送った。

取材陣との一問一答では、同作が単なるジャンル映画ではなく「大きなハートがある感動的な作品である」という点を強調。「感情的だったり、スペクタクルだったり、SF映画らしい見せ場もあるが、核となるのはロマンティックな心情。母親を亡くした少年が困難を乗り越えて再生していく、より幸せになっていくストーリー。人生にはセカンドチャンスがある」と明かした。

エイブラムスにとって、登場するクリーチャーはあくまでも小道具にすぎないようで「あれ以上にいっぱい出てきますよ(笑)」と、あっさりとした態度。スピルバーグとの共同作業については、「彼こそ“本物”のプロデューサー。ストーリーの構築や脚本、キャスティングから、その日のラッシュ試写、編集にもかかわってくるんだから」と最敬礼。「アメリカ映画の歴史を作ってきた偉大な人物と仕事をしているなんて、とてもシュールな気分だった(笑)」と振り返った。

「SFだ、ロマンスだ、ドラマだと、ジャンルを単純には言えない作品だけど、観客を乗り物に乗せてどこかへ連れて行く、そして必ずいい気分にさせる映画なのは約束する」というエイブラムス。「とにかく早く完成させたくて仕方がないんだ。完成したら、そのときこそは日本に行きたいね」と会見を締めくくった。

SUPER 8 スーパーエイト」は、6月24日より全国公開。

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