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小惑星探査機「はやぶさ」、竹内結子主演で20世紀フォックスも映画化

2011年4月29日 08:01

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20世紀フォックスが映画化
20世紀フォックスが映画化
(C)2011「はやぶさ/HAYABUSA」 フィルムパートナーズ

[映画.com ニュース] 7年間、60億キロもの飛行から見事帰還した小惑星探査機「はやぶさ」を、竹内結子主演でハリウッドメジャーの20世紀フォックスが映画化することがわかった。タイトルは「はやぶさ HAYABUSA」で、「20世紀少年」シリーズの堤幸彦監督がメガホンをとる。すでに東映、松竹が「はやぶさ」の映画化を発表しており、同じ題材で3本の映画が同時期に製作・公開されるのは、前代未聞だ。

「タイタニック」「アバタ―」などを手掛けた20世紀フォックス。プロジェクトの7年間にわたる挑戦と苦闘の日々を、事実に基づき壮大なスケールで描き、世界配給も視野に入れての映画化を決定したという。

宇宙科学研究所(現・JAXA)のスタッフとして「はやぶさ」事業の一端を担い、自らの生き方も見つめ直す研究者を演じる竹内は「7年越しのはやぶさの帰還が多くの人に感動をもたらしたように、この作品も今の日本の夢や希望となれたらうれしいです」とコメントを寄せている。上司役を演じる西田敏行は、「震災と原発事故による日本のマイナス・イメージが広まっていますが、この映画で改めて『はやぶさ』の快挙、世界に誇る日本の科学技術を知ってもらいたい。昨年のあの感動をもう一度思い出してもらい、日本に誇りとプライドを取り戻したい」と意気込みを見せた。

映画に出演する竹内結子と西田敏行
映画に出演する竹内結子と西田敏行
(C)2011「はやぶさ/HAYABUSA」フィルムパートナーズ

4月13日にクランクインし、クランクアップは5月下旬の予定。JAXA(宇宙航空研究開発機構)の全面協力のもと、「はやぶさ」が持ち帰ったカプセルが着陸したオーストラリアのウーメラ砂漠など海外ロケも行う。

はやぶさ HAYABUSA」は、10月1日から全国で公開。

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