天才ピアニスト辻井伸行「神様のカルテ」で映画音楽に初挑戦
2011年4月15日 17:59

[映画.com ニュース] ピアニストの辻井伸行が、「神様のカルテ」のテーマ曲「神様のカルテ」を手がけることが分かった。辻井は視覚障害を抱えながらも、国内外の音楽賞を多数受賞していることで知られている。
同作は現役医師でもある夏川草介原作の同名小説を、「白夜行」「洋菓子店コアンドル」の深川栄洋監督がメガホンをとり映画化したヒューマンドラマ。主演のイチこと栗原一止役を「嵐」の櫻井翔が、ハルこと栗原榛名役を宮崎あおいが演じている。
山内章弘プロデューサーは、「今までの映画では実現したことのない、斬新で大きな挑戦がしたかった。作品が持つ命の意義、生の輝きというテーマを追求した結果、深川監督含め製作陣全員一致でオファーした」と起用の経緯を語った。
辻井は同楽曲の制作に、2010年7~12月の約6カ月を要したという。点字化した原作・台本を読み、制作を決意したという辻井は「人と人との優しさとつながりの大切さを描いた台本に感動して、はじめての経験になる映画のテーマ曲を作りました」と語った。
自らの体験や自然の音に触発されて作曲をしてきた辻井は、制作を行うにあたり長野・松本の撮影現場を訪問。「監督や出演陣の言葉や現場の雰囲気からつかんだイメージをそのまま曲にしたい」と訪問翌日には、松本のコンサートホールでピアノソロの即興でレコーディングを行ったという。同作の感想については、「とにかく感動した。涙が止まりませんでした。このような素晴らしい映画に作曲家として携わることができ、うれしい気持ちでいっぱい」と喜びあらわにした。
「神様のカルテ」は、8月27日から全国公開。
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