「AKB48」沖縄チャリティライブに1万人以上が結集
2011年3月26日 15:13

[映画.com ニュース] 人気アイドルグループ「AKB48」の選抜メンバー12人が3月26日、第3回沖縄国際映画祭が開催されている宜野湾・沖縄コンベンションセンターでチャリティイベントを敢行した。参加したのは、大島優子、前田敦子、篠田麻里子、小嶋陽菜、高橋みなみ、峯岸みなみ、宮澤佐江、指原莉乃、秋元才加、横山由依、河西智美、北原里英。トークショーに出席したメンバーは11日に起こった東日本大震災の被災地や被災者への思いを語ったほか、約15分間のミニライブを行うなど、精力的に活動した。
沖縄でのイベントが初となるAKB48は、「ヘビーローテーション」「誰かのために」「桜の木になろう」の3曲を披露した。リーダーの高橋は、「この映画祭がチャリティのために行われているということで、私たちにも何か役に立てるのではないかと思いました」と参加経緯を説明。大島も、「震災と向き合いながら、誰かのためにチャリティへ参加していきたいです」と真剣な眼差(まなざ)しで訴えた。沖縄県警によれば、開始2時間前の午前11時段階で会場周辺には約9500人のファンが殺到。ライブスタート時に1万人を突破したことは確実だ。
ライブ前には前田、篠田、峯岸、指原、河西、北原の6人がトークショーに参加。指原と北原は沖縄に来ること自体が初めてだという。前田は、1週間の休みがあれば「沖縄に行きたいです!」と語り、場内は大喝さい。トーク中には、河西がイスから転倒するハプニングも見られたが、照れ笑いを浮かべながら立ち上がり事なきをえた。
AKB48は、25日から3日間にわたり予定されていた神奈川・横浜アリーナでのライブが中止になったほか、劇場は現在も休館中。同映画祭は今回、チャリティを柱にしているため、その趣旨に賛同したメンバー側から申し入れがあったという。被災した研究生もいるそうで、メンバーにとっても他人事ではない。すでに「AKBプロジェクト」として義援金受付口座の開設や、5億円の寄付なども行っているが、国内でのイベント出演やライブは震災後はこれが初めてとなる。
AKB48の12人はこの後、自ら募金活動を行う予定だ。第3回沖縄国際映画祭は、27日まで。
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