キム兄、スリムクラブ主演映画製作に意欲
2011年2月22日 17:54
[映画.com ニュース] 第3回沖縄国際映画祭のプログラム発表会見が2月22日、都内で行なわれ、板尾創路、木村祐一、品川ヒロシ、宣伝隊長を務めるお笑いコンビ「スリムクラブ」の内間政成、真栄田賢らが登壇した。
「Laugh&Peace」をコンセプトに2009年にスタートし、昨年の第2回は9日間で約38万人を動員。今年は過去最長の10日間の開催となり、40万人の来場者を見込んでいる。「海人賞グランプリ」の選考対象となる長編プログラムには、日本国内をはじめアメリカ、中国、台湾、韓国、スウェーデンなどから約200作品がエントリー。「Laugh部門」12作品、「Peace部門」13作品から、それぞれグランプリを1作ずつ選出する。
「Laugh部門」には、木村祐一監督作「オムライス」、昨年の同部門グランプリ受賞作の続編で日韓が舞台となる「クロサワ映画2」、板尾創路監督作「月光ノ仮面」、井口昇監督作「電人ザボーガー」などが名を連ねる。「Peace部門」は、阿部力主演作「ゴーストライター・ホテル」、中国で“催涙弾映画”の異名をもつ「唐山大地震」、中谷美紀主演作「阪急電車 片道15分の奇跡」などがそろった。
木村監督は、「オムライス」に出演した明石家さんまについて「売れないギャグ漫画家役で、半分くらいアドリブでダジャレを披露してくれて、恐縮しきり。1カットだけ撮りこぼしがあったのですが、着替えた後にもかかわらず快諾してくれて、本当にありがたかった」。M-1グランプリ2010で準優勝した、スリムクラブの映画での起用に関しても意欲的で「僕がやります。(内容は)2人に考えてもらおうかな」と笑った。
一方のスリムクラブは、「うれしいですけれど、ギャラ次第ですね。マネージャーに話したら『KARAよりましやろ』と言われました」とぼやき節。列席した吉本興業の大崎洋社長に、「160本の仕事をして給料7万円なんですが、どこにいっているんでしょう?」と質問すると、「板尾とキムと品川の映画の製作費に消えてんねん」とかわされていた。
また、新たな試みとして地域発信型プロジェクトを立ち上げた。地域の人々とともに映画を製作する企画で、木南晴夏主演作「謝謝OSAKA」(大阪府大阪市)、山下リオ主演作「ホルモン女」(岡山県津山市)、岩尾望主演作「雪の中のしろうさぎ」(新潟県十日町市)など7本の新作が映画祭期間中にお披露目される。
第3回沖縄国際映画祭は3月18~27日、沖縄・宜野湾の沖縄コンベンションセンターほかで開催。
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