話題作目白押しの大政絢、「ケータイ刑事」は永遠の代表作
2011年2月4日 15:43
[映画.com ニュース] これまでに宮崎あおい、堀北真希、夏帆らを輩出してきた若手女優の登竜門的存在「ケータイ刑事」ドラマシリーズ。その劇場版第3作「ケータイ刑事 THE MOVIE3 モーニング娘。救出大作戦! パンドラの箱の秘密」で、主演の6代目ヒロイン・銭形海を演じた大政絢に話を聞いた。
本作では、大政をはじめ、7代目・岡本あずさ、8代目・岡本杏理と歴代ヒロインが豪華共演を果たした。さらに、国民的アイドル「モーニング娘。」が本人役で出演しており、大政らケータイ刑事が失踪事件のナゾを解明していく。テレビシリーズも手がけた安藤尋監督がメガホンをとった。
「パラダイス・キス」「嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん」など話題作への出演が尽きない大政だが、「テレビシリーズのときは、素晴らしい女優さんたちが歴代演じてきた大役に、うれしかったけどとても緊張していた。今回、2年ぶりに『ケータイ刑事』に帰ってきて、前の自分よりバージョンアップしなくちゃと思った。ひとつひとつお芝居の現場を重ねていく度に勉強になることが多くて、成長しているなっていう実感はある」と謙きょに語った。
ドラマ版にはない7代目・命と8代目・結とのリズミカルな掛け合いも、本作の見どころのひとつ。「ポンポン会話を弾ませて、シリアスな部分を一気に笑いに転がしていく。刑事ものだからといって固すぎないから、子供たちにも見てもらえる作品。それに、いつものナゾ解きの長ゼリフが3人に分割されたからちょっとうれしかった(笑)。年長だから現場を引っ張っていかなきゃと思っていたけど、2人に助けられた部分も多い」と後輩たちへの信頼も厚い。同世代の集まった現場は和気あいあいだったそうで、「ハードスケジュールだったけど、“ケータイ刑事ファミリー”の団結力で乗り切れた」と笑顔を見せた。
「ケータイ刑事」シリーズでブレイクし、今では出演待機作が絶えない売れっ子へと成長した大政。「今はとにかく、いただいた役を大事に丁寧に演じていきたい。『ケータイ刑事』は、これからも私の代表作になっていくと思う」と気持ちを新たにした。
「ケータイ刑事 THE MOVIE3 モーニング娘。救出大作戦! パンドラの箱の秘密」は、2月5日より全国で公開。