「第二回午前十時の映画祭」劇場ごとに独自の取り組み
2011年2月4日 06:30

[映画.com ニュース]往年の名作洋画をニュープリントで、毎日午前10時から1年間にわたり連続上映する「第二回午前十時の映画祭」(映画文化協会主催)が、2月5日に開幕する。映画祭開催を記念し、独自の取り組みを行う劇場が増えてきている。
東京・TOHOシネマズ府中では、「上映すれば映画館を爆破する」という脅迫のために日本公開がかなわず、幻の作品として名高い「ブラック・サンデー」(1977)のポストカードを、5日の初日に限り入場者全員にプレゼントする。同作は、開幕作品として同劇場最大のスクリーン2(499席)で11日まで1週間上映。また、TOHOシネマズ六本木ヒルズでは、6日に「サウンド・オブ・ミュージック」を都内最大級の席数をもつスクリーン7で上映する。
地方の劇場も、積極的な姿勢で取り組んでいる。MOVIE ON山形では、「午前十時の映画祭スタンプラリー」を開催。作品鑑賞ごとに押印されるスタンプの数に応じ、旅館宿泊券、ホテル食事券などが抽選で当たる。長野グランドシネマズでもスタンプカードを配布し、鑑賞回数に応じて記念品をプレゼントするという。
「午前十時の映画祭」第一回は、昨年2月6日から今年1月21日まで開催され、観客動員58万6000人、興行収入約5億6000万円を記録し、当初の動員目標50万人を上回る実績を残した。第二回となる今回は、上映劇場を25館から50館、上映作品を50作品から100作品に拡大。初年度に上映した50作品を「Series1/赤の50本」として今回から加わる25劇場で、新たに選ばれた50作品を「Series2/青の50本」として初年度から参加している25劇場で上映。東京・TOHOシネマズみゆき座と大阪・TOHOシネマズ梅田では終日上映する。
「第二回午前十時の映画祭」(http://asa10.eiga.com/2011/)は、2011年2月5日~12年1月20日開催。
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