初の師匠役を熱演したジャッキー・チェンが「ベスト・キッド」を語る
2011年1月24日 19:14

[映画.com ニュース] ハリウッド進出30年、映画初主演40年を迎えたジャッキー・チェンの功績を称え、昨年11月から展開されてきた「成龍祭」。同キャンペーンは、「ベスト・キッド」ブルーレイ&DVDリリース(12日)、「成龍映画祭」(13~15日)開催をもって閉幕を迎えたが、そのジャッキー本人が、「ベスト・キッド」について語った。
84年の傑作青春映画をオリジナルに、いじめられっ子の少年ドレがカンフーの達人・ハンによってカンフーを伝授され、心身ともに成長を遂げていく姿を描いた同作。ジャッキーは初の師匠役としてシリアスな演技に徹し、ウィル・スミスの息子、ジェイデン扮するドレとの熱いドラマを繰り広げている。
「この作品を撮っているとき、思い出したのが『酔拳』や『蛇拳』の時代だね。そのころはまだ弟子にすぎなかった僕が、いまではこうして師匠を演じている。ジェイデンが“ジャッキー・チェン”だね。本当にあっという間に30年が経った感じだった」
そんなジェイデンとは、「撮影前の準備で、ほぼ毎日一緒にトレーニングをした」という。「一緒に過ごすことで、普通の友だちから師匠と弟子の関係に発展したと思う。今では息子みたいだね。僕が教えるアクションを真剣に学ぼうとしていて、とても才能のある子どもだと思うよ」と絶賛だ。
19日に行われた米中首脳会談後の公式晩さん会では、ホワイトハウスに招かれ、オバマ米大統領に「君のファンだよ」と声をかけられたというジャッキー。アメリカでのブレイク以前から熱い声援をおくり続けている日本のファンには、「本当に心の底から感謝している。子どものときからずっと僕のファンでいてくれて、結婚して親となっても家族で応援してくれる。その30年間の温かい声援が、新たな挑戦や新しい作品を撮る原動力となっているんだ。今後も、自分の体が動けなくなるまで、素晴らしいアクション映画を撮り続けたい」とメッセージを送った。
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