C・イーストウッド、100歳まで監督宣言に続き「あと40本撮る!」
2010年12月23日 06:26
[映画.com ニュース] 監督最新作「ヒア アフター」を撮りあげたクリント・イーストウッドが、意気軒昂(いきけんこう)だ。102歳で現役最高齢監督のマノエル・デ・オリベイラに続く100歳までの監督続行を宣言しているが、さらに今後も「あと40本(笑)。1日1本とか!?」と製作ペースを維持していく意向を明言した。
現在80歳のイーストウッドは、オリベイラ監督について「『ヘイ、それは僕だよ』と言ったんだ。ジョークでね。ただ、『僕も同じことをするよ。やってみせようじゃないか』とも言った。それはあくまで希望であって、もちろん真剣じゃないよ」と話す。
ジョークも健在のように、製作意欲もとどまるところを知らない。「ヒア アフター」に続き、次回作はレオナルド・ディカプリオと初めてタッグを組み、FBI初代長官ジョン・エドガー・フーバーの波乱に満ちた生涯を描く「G-MAN(原題)」を準備中で、来年早々にはクランクイン予定だ。
今後の展開についても「あと40本」と豪語しており、イーストウッド旋風はまだまだ続きそうだ。それでも、「僕はそれぞれのプロジェクトがやってくるたびに楽しんでいるだけだよ。映画史を振り返ると、一時期活躍した優秀な監督たちが良い素材に恵まれず消えていった例をたくさん見ている。多くの優秀な監督が早くして辞めていったし、継続できた監督は希少な存在だ」と真しに語っている。
「ヒア アフター」は、2011年2月19日から全国で公開。