ゴールデングローブ賞に出席すべきか否か?アンジェリーナ・ジョリーのジレンマ
2010年12月20日 14:53

[映画.com ニュース] アンジェリーナ・ジョリーが「ツーリスト」(2011年3月11日日本公開)でゴールデングローブ賞主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)にノミネートされたために、ジレンマに陥っていると米ハリウッド・レポーター誌が報じた。
映画賞にノミネートされれば、特別な事情がない限り授賞式に出席するのがセオリーだが、「ツーリスト」での出席が問題だというのだ。「ツーリスト」は作品賞、主演男優賞(ジョニー・デップ)、主演女優賞とコメディ/ミュージカル部門の3部門でノミネートされているものの、同作は米映画批評サイトRotten Tomatoesで21%と酷評されているばかりか、そもそもサスペンス映画のため、コメディ/ミュージカル部門でのノミネート自体に疑問の声が上がっている。
同映画賞への投票権を持つハリウッド外国人映画記者クラブ(HFPA)の会員が、ジョリーとブラッド・ピットの2人を授賞式に出席させるため、あえて競争率の低い同部門に投票したのではないかとの声も聞かれるほど。ハリウッドで広報を担当するひとりはこう言う。「『ロケ現場にいるから、出席できません』と言うべき。こんなにバカげた話はない」
賞レースの宣伝キャンペーン戦略を担当するひとりも同調。「彼女は出席すべきじゃありません。マスコミにこき下ろされた役で出席するなんて、恥ずかしい思いをさせられるだけです」
一方、ベテランのパブリシストとして知られるケリー・ブッシュ氏は、授賞式に欠席するとかえって大きな騒ぎとなるため、あえて出席すべきだとコメント。「堂々と出席し、自虐的に振る舞うべきだと思います」
ちなみに、共演のデップは、「アリス・イン・ワンダーランド」でもノミネートされているため、出席を断る必要はない。
ゴールデングローブ賞授賞式は来年1月16日。ジョリーが出席するかどうかに注目が集まる。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント