272日6000キロにわたる壮絶な実話「死にゆく妻との旅路」予告を独占公開
2010年12月13日 17:38

[映画.com ニュース] 末期がんの妻を9カ月もワゴン車に乗せ、日本各地をさまよった男・清水久典の手記を映画化した「死にゆく妻との旅路」。映画.comは、予告編を独占入手した。
同作は、工場経営が傾いて多額の借金を抱えた久典が、末期がんの妻・ひとみを連れ1999年3~12月の272日間約6000キロにおよぶ無計画なワゴン車の旅に出る姿を描いた、実話に基づくドラマ。同年、保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕された久典が事件の裏側をつづった手記が、2000年秋に月刊誌「新潮45」に掲載され話題となり、その文庫版は15万部を売り上げた。
予告編には、三浦友和と石田ゆり子演じる年の差夫婦が、身を寄せ合いながら行き場のない旅路をたどる姿が淡々と描かれている。“極めて普通の市井の人の、愚かしいほどに純粋な選択”にひかれたという、塙幸成監督の優しいまなざしが印象的だ。
逃げるように地元を飛び出して必死に職探しをする夫と、重病を抱えながらも強引に夫に同行する11歳下の妻・ひとみという追いつめられた2人を、三浦と石田が体当たりで熱演している。2人は脚本にほれこんで出演を即決したそうで、三浦は「この生き方が間違っていたとはいえないし、正しいとも言えない」、石田は「こんなにも人を愛することができるなんて、素晴らしいと思いました」とそれぞれコメントを寄せている。
「死にゆく妻との旅路」は、2011年2月19日から石川・富山で先行上映後、2月26日から全国で公開。
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