英インディペンデント映画の祭典で「英国王のスピーチ」が5冠
2010年12月7日 16:15
[映画.com ニュース] 英インディペンデント映画の祭典ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード授賞式が12月5日、英ロンドンで開催され、トム・フーパー監督の「英国王のスピーチ」が作品賞を含む最多5部門で受賞した。同作は作品賞、主演男優賞(コリン・ファース)、助演女優賞(ヘレナ・ボナム=カーター)、助演男優賞(ジェフリー・ラッシュ)、脚本賞(デビッド・サイドラー)に輝いた。
イギリス王ジョージ6世(ファース)が、スピーチ・セラピスト(ラッシュ)の協力を得て演説下手を克服しようとする物語の同作は、トロント国際映画祭の最高賞にあたる観客賞も獲得しており、アカデミー賞ノミネートの呼び声も高い。特に、ファースの演技は主演男優賞最有力と言われている。ジョージ6世の妻を演じたボナム=カーターは、演技功労賞にあたるリチャード・ハリス賞も獲得した。
また監督賞は、低予算映画「モンスターズ(原題)」のギャレス・エドワーズ監督が受賞。エドワーズ監督は、優れた特殊効果により技術功労賞を獲得し、同作で製作功労賞も戴冠。主演女優賞は、カズオ・イシグロの同名小説を映画化した「わたしを離さないで」のキャリー・マリガンにおくられている。