園子温監督、最新作を「今まで一番すばらしい出来」と自画自賛
2010年11月27日 15:58

[映画.com ニュース] 園子温監督が11月27日、現在開催中の第11回東京フィルメックスで最新作「冷たい熱帯魚」のジャパンプレミアに出席。園監督をはじめ、主演の吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲が会見に臨んだ。
小さな熱帯魚店を営む社本(吹越)が、娘の起こした万引き事件をきっかけに同業者の村田(でんでん)と知り合い、いつしか恐ろしい猟奇殺人事件に巻き込まれていく姿を描く。実在する複数の猟奇殺人事件にインスパイアされた異色サスペンス。ベネチア国際映画祭やトロント映画祭で上映され、すでに欧州をはじめ世界10カ国で公開が決定している。
園監督は、「今までつくった作品の中で一番素晴らしい出来になった」と自画自賛。R18指定を受けた過激な暴力描写に注目が集まるなか、「怖い怖いと言われるが、普通の娯楽映画になっているはず。『愛のむきだし』とは方向性が真逆ですが(笑)」とアピールした。主演の吹越は、「天気のいい昼下がりの銀座で見るのはどうかと思う作品ですが、楽しんで……いや、ゆっくりご覧ください」と言葉を選びながら挨拶。黒沢との夫婦役を「監督から、『まだ夫婦に見えないから、とりあえずキスしろ』って言われたことも」と振り返った。
黒沢は、「女優人生の集大成になった」と満足げ。一方、神楽坂はリハーサルを振り返り「今までの人生を全否定されるくらい怒られた。私の負けん気の強さをわかっていて、上手に(演技を)引き出してくださった」。梶原も「リハ初日に、『これじゃあ、現場に連れていけない』と言われ、うちのお風呂でガン泣きしました。今は感謝しています」と語った。
でんでんは、「映画づくりを遊びに例えるなら、園監督はガキ大将。うまく乗せられて夕方家に帰る感覚だった」。渡辺は、「キスシーンで舌が長すぎるってダメ出しされました」と笑いを誘った。
「冷たい熱帯魚」は、2011年正月第2弾作品として全国で公開。
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