中村獅童、自虐的に「どうしようもない男です」と吐露
2010年11月20日 14:28

[映画.com ニュース] 世界的な彫刻家イサム・ノグチの母レオニー・ギルモアの生涯を描く伝記映画「レオニー」が11月20日、全国60スクリーンで封切り。主演の中村獅童、吉行和子、山野海、松井久子監督、音楽を手がけるヤン・A.P.カチュマレクは、東京・角川シネマ新宿で舞台挨拶に立った。
1901年、女子大を卒業し、ニューヨークで教鞭をとっていたレオニー(エミリー・モーティマー)は、日本から来た詩人ヨネ・ノグチこと野口米次郎(中村)と出会い、恋に落ちるが、レオニーの妊娠を知るとヨネは一方的に帰国。カリフォルニアでシングルマザーとなったレオニーは、日系に対する差別を感じ、ヨネの誘いで渡日を決意する。
中村は、妊娠した女性を置いて日本に帰るという役どころに「今日は女性の視線がきついんじゃないかな」と恐縮しきり。脚本を受け取ったのは、女性スキャンダルで世間を騒がせていた時期で「脚本を読みながら『あれ?』って(笑)。複雑な心境でしたが、今までにない役柄でやりがいがあった」。そして、「創作への意欲や情熱にあふれる、まっすぐな男。行間をいかにつくり上げるかが挑戦だった。2年前に亡くなった父(小川三喜雄さん)も、この作品が決まって、喜んでくれた」と振り返った。
一方、松井監督は脚本を執筆する段階で、中村の起用を決めていたといい「エミリーと対じできる存在感がある。獅童さんは日本一セクシーな男。どうしようもない男でもセクシーだったら許せてしまう」。これには中村も苦笑を浮かべ、「どうしようもない男です」と自虐的に頭を下げた。
原作との出合いから7年半を経て、初日を迎えた松井監督は「チャレンジの連続で、ハードな日々だったが、とりあえずゴールを迎えてうれしい限り。日米総勢400人のキャスト、スタッフが集まってくださった作品。全国3500人のマイレオニーにも感謝している」と、製作を支えた一般サポーター「松井久子監督の第三作を応援する会 マイレオニー」に感謝した。
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