物まね芸人のテル、菅首相に変身も「政権交代しろ」の野次
2010年10月26日 21:24

[映画.com ニュース] 第23回東京国際映画祭の特別招待作品「ストーン」が10月26日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、物まね芸人のテルとお笑いコンビの「マリア」が持ちネタを披露した。
ロバート・デ・ニーロ、エドワード・ノートン、ミラ・ジョボビッチ共演によるクライム・サスペンス。仮釈放を切望する男ストーン(ノートン)が、定年間近の実直な仮釈放管理官ジャック(デ・ニーロ)を自分の魅惑的な妻ルセッタ(ジョボビッチ)に誘惑させたことから三者の運命が狂い始める。
テルはデ・ニーロの物まねで知られるが、この日は菅直人首相の物まねで勝負。「ここ最近、支持率がストーンと落ちている」とジョークを飛ばしたが、客席からは「政権交代しろ!」と野次が飛ぶ始末。フォトセッション時にも、カメラマンが求めるのはデ・ニーロの物まねばかり。これにはテルも「最初からこっち(デ・ニーロ)で出れば良かった」と後悔していた。さらに「せっかくだったら、本物呼んでくださいよ。会いたかった」と恨み節全開だった。
テルの所属事務所の後輩にあたるマリアのゆみみは、「一番じゃなきゃダメですか?」と蓮舫議員の物まねを披露。一方、マリアのイーちゃんは小沢一郎議員の顔まねで勝負したが、どちらもクオリティはて高いものではなく、先輩テルも「1カ月前から準備してこれ? 冗談抜きでやめろ!!」とふがいない後輩に怒り心頭。最後にテルは、「ストーンとかけて、今の国会と解く。その心は、どちらもねじれております」とねづっちばりのナゾかけ。しかし「この映画は男女のねじれがキーワードなんです」と説明するまで、観客にはオチが伝わらずにいた。
「ストーン」は10月30日から全国順次公開。
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