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村上春樹の短編小説を映画化「神の子どもたちはみな踊る」予告編を公開

2010年9月24日 17:40

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原作にほれ込んだログバル監督が映画化
原作にほれ込んだログバル監督が映画化
(C)2008 Kimmel Distribution, LLC.

[映画.com ニュース] 村上春樹の短編小説をアメリカで映画化した「神の子どもたちはみな踊る」(2007)の日本公開が決定し、このほど予告編がお披露目された。

CMディレクター出身のロバート・ログバルが長編映画監督デビューを果たした同作は、物語の舞台を日本からロサンゼルスに置き換え、ひとりの中国系青年ケンゴの魂の旅を慈愛とユーモアを交えて描き出す。

ケンゴを“神の子”と信じ溺愛するエキセントリックな母イブリン、歪んだ母子の関係に違和感を覚えながらもケンゴとの結婚を願う恋人サンドラ、母子が働くアパート管理事務所を営むグレン、父かもしれない“耳の欠けた男”の姿を追い求めるケンゴの様子がスタイリッシュな映像でつづられているほか、ケンゴとサンドラの扇情的なラブシーンも映し出されている。

主人公のケンゴ役に、繊細な顔立ちが印象的なニューヨークの舞台俳優ジェイソン・リュウが抜てき。イブリン役を「ラストエンペラー」のジョアン・チェン、サンドラ役を女優ナターシャ・キンスキーの娘ソニア・キンスキー、グレン役を「愛の落日」のツィ・マーが演じている。

村上作品の映画化は「風の歌を聴け」(81)、「ノルウェイの森」(12月11日公開)などがあるが、逆輸入映画としては同作が初めて。「神の子どもたちはみな踊る」は10月30日から日本で公開。


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