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谷村美月、新潟の“お母さん”との抱擁に感激しきり

2010年9月21日 16:21

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感動の実話が新潟から東京へ
感動の実話が新潟から東京へ

[映画.com ニュース] 実話をもとに兄妹のきずなを描いた感動作「おにいちゃんのハナビ」のヒット祈願イベントが9月21日、東京・表参道の新潟館ネスパスで行われ、主演の高良健吾谷村美月、主題歌を手がけた藤井フミヤ国本雅広監督が出席。映画の撮影が行われた新潟・小千谷の日本酒「長者盛(ちょうじゃさかり)」で鏡割りを行った。

400年の伝統と世界一の花火を誇る片貝まつりが行われる小千谷市片貝町を舞台に、引きこもりの兄・太郎(高良)が、白血病の妹・ハナ(谷村)のために花火を打ち上げようと青春をかける姿を描く。初の映画主演を飾った高良は、「難病ものというイメージもあるかもしれないが、決して泣かそうとする映画ではない。いい意味で期待を裏切る作品」とアピール。祭を軸に生活をおくる片貝町の若者たちの姿に、「それぞれの花火に、何かのため、だれかのためにという思いが込められている。僕自身、花火を見ると癒される」と特別な思いを語った。

今月11日から先行上映されている新潟で舞台挨拶に立った高良は、「皆さん、美月ちゃんが話すと泣いていて、不思議な気持ちになりました。きっと美月ちゃんのことを“ハナちゃん”だと思って、気持ちを共有してくれたんだと思う」と述懐。一方の谷村は、新潟でモデルとなった少女の母親と対面。「名前を呼んで、抱きしめてくれました。その場ではどうしたらいいかわかりませんでしたが、寝る前に『こういう仕事を続けてきて良かった。やってきたことは無駄じゃなかった』と実感しましたね」と感激しきりだ。

主題歌「今、君に言っておこう」を歌う藤井は、「みんな、あえて泣けるってアピールはしないようにしているんだけど、実は号泣してしまって。こんなに泣いたのは『火垂るの墓』以来」と告白。「主題歌を歌ったことで、縁が広がっていくのは不思議なこと」と感慨深げだった。

おにいちゃんのハナビ」は、9月25日から全国で公開。

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