AKB48が洋画主題歌に初挑戦 「TSUNAMI」吹き替え版に楽曲提供
2010年8月27日 12:00

[映画.com ニュース] 高さ100メートル、時速800キロで迫る“メガ津波”に襲われる人々のドラマを描く「TSUNAMI ツナミ」(ユン・ジェギュン監督)の日本語吹き替え版エンディングテーマに、アイドルグループ「AKB48」の「あなたがいてくれたから」が起用されることが決まった。同曲を使用した予告編映像も公開された。
同作は、2009年に韓国で公開され、1150万人を動員して歴代4位の興行記録を樹立した。日本では9月25日から全国200スクリーン以上で公開。ほぼ全てが日本語吹き替え版での上映となり、そのエンディングを同グループが飾る。
「あなたがいるから」は、7月14日に発売されたアルバム「SET LIST グレイテストソングス 完全盤」に収録。6月に行われた「AKB48選抜総選挙」でも使用され、話題になった楽曲だ。
同作の製作会社CJエンタテンメントは、日本公開にあたり「かつてない巨大津波に襲われるなか、愛する人や大切な家族を守る人間ドラマであることから、家族のように苦楽をともにし、どんな状況でも前を向いて歩んできたAKB48こそ、この映画にふさわしいのではと思いました」と起用理由を説明。AKB48の秋元康プロデューサーから同曲を提案され、「『誰かがいることで頑張れる』『1人では、目標を達成できない』『自分の居場所があるから頑張れる』というテーマが、映画の世界観にピッタリ。映画の内容が伝わる楽曲だと思いました」と絶賛している。
同グループが洋画主題歌を担当するのは初めて。メンバーの前田敦子は、「1人だったら、いまここにいるか分かりません。メンバーのみんながいたから、限界を超える力を出せたと思います。自分のためだけじゃないから頑張れる。そんな共通点を持つ映画『TSUNAMI』の主題歌に選ばれて光栄です」。板野友美も「帰る場所と絆(きずな)でつながった仲間がいるから、あきらめないで頑張れた。そんな歌です。この歌が映画の主題歌になって、また多くの方を感動させるお手伝いができたらすごくうれしいです」と話している。
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