宮崎あおい、中学生300人に「素敵な大人になって」とエール
2010年7月14日 17:59

[映画.com ニュース] 直木賞作家・森絵都のベストセラー小説を、「河童のクゥと夏休み」で知られる原恵一監督がアニメーション映画化した「カラフル」の完成披露試写会が7月14日、映画の舞台となった東京・世田谷区にある中学校で行われた。声優を務めた宮崎あおい、南明奈、麻生久美子、原監督らは、上映後の舞台挨拶に立った。
同作は、過ちを犯して死んだ“ぼく”が、天使にチャンスを与えられ、自殺して息を引き取ったばかりの中学生・小林真の体に入り込んで再生。真として生きていくなかで、本当に大切なものに気がついていくというストーリー。真役を「河童のクゥと夏休み」でクゥ役を演じた冨澤風斗が担当した。宮崎、南は真の同級生を、麻生は真の母親をそれぞれ演じている。
映画を鑑賞した主人公と同世代の中学生300人は、キャスト陣の登壇を知らされておらず、突然の登場に大興奮。宮崎は、そんな中学生たちに「この作品を見て、皆さんの中にはいろんな可能性、魅力があって、お父さんやお母さんに感謝したり、自分にできることがたくさんあるということを感じてもらえれば。それを伸ばして素敵な大人になって」とエール。また、もともと原作のファンで、「自分がお母さんになったら子どもに読んでほしいと思っていた作品だった」とほほ笑んだ。

麻生も、熱狂する中学生たちの勢いに驚きながら「私が中学生だったときは、学校が面白くなくて、時間が流れるのが遅く感じてつらかった。そのときの自分がこの作品に出合えていたら、違う視点で毎日がキラキラ輝いて見えていたと思う」。そして、原監督は「きょうはみんな明るいけれど、人と同じことができないといった悩みもいっぱい抱えていると思う。でも、社会に出れば人と違うことが求められる。人と違う自分を見つけて、それでいいと思ってほしい。絶対にそれが役に立つ。自分だけがもっている“色”を大事にしてほしい」と真摯(しんし)に語りかけた。
「カラフル」は8月21日から全国で公開。
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