二宮和也、中村蒼とのキスシーンは「柔らかく温かかった」
2010年7月5日 15:02
[映画.com ニュース] よしながふみの人気漫画を、二宮和也主演で映画化する「大奥」の完成会見が7月5日、都内のホテルで行われ、二宮をはじめ共演の柴咲コウ、堀北真希、大倉忠義、中村蒼、玉木宏、金子文紀監督らが出席した。
ナゾの疫病による男の人口激減から男女の役割が逆転した世の中を舞台に、女将軍・徳川吉宗に仕える3000人の美男子たちによる“男の園”で繰り広げる野望、悲哀、嫉妬(しっと)、愛を壮大なスケールで描く。二宮は時代劇初挑戦となるが、男女逆転という設定について「ジャニーズ事務所が男女逆転大奥みたいなもんですから、すんなり入り込めましたよ」と胸を張った。
将軍・吉宗に扮した柴咲は、「皆よりも遅くクランクインしたので、終わったときはひとりぼっち」とぼそり。それでも、二宮との初共演については「気さくで敷居が低いかた。ほかの皆さんも謙虚な方々で、すごく過ごしやすい現場だった」と振り返った。吉宗のちょう愛を受ける松島役の玉木は、佐々木蔵之介とのラブシーンがあったそうで「リアリティを出すため、監督に『声はどうしましょうか?』と聞いたら『声はいらない』と言われた」と明かし、場内を沸かせた。
二宮も、中村とのキスシーンが劇中4~5回あったといい「非常に柔らかく温かかった。これまで、(キス)する側ってなかったので、毎度謝っていましたね。27歳のおじさんが若手にグイグイいくわけですから、申し訳なかった」とニヤリ。一方の中村は、「いい感じでした。男性とのシーンは2度目なので、慣れたものでした」と振り返った。
また、性別が逆転したら何をするかについて、二宮は「出産! 男性ではできないこと」と即答。堀北が「ムキムキのガチガチになりたい」と答えれば、玉木は「裸で鏡の前に立ちたい」。阿部サダヲにいたっては「ビーチバレーの浅尾美和になってみたい」と話し、二宮や柴咲らを爆笑に包んでいた。
「大奥」は、10月1日から全国で公開。