海外配給専門レーベル「THE SUSHI TYPHOON」がNYで始動
2010年7月4日 19:50
[映画.com ニュース] 日本映画史上初めて、海外配給専門レーベル「THE SUSHI TYPHOON」が発足。開催中の米ニューヨーク・アジアンフィルムフェスティバルで7月3日(現地時間)、同レーベルの千葉善紀プロデューサーが世界に先駆けてラインナップを発表し、ニューヨーカーから喝さいを浴びた。
同レーベルは、アクション、バイオレンス、ホラー、コメディが融合する作品群を生み出したクリエイター、製作会社、配給会社が垣根を越え、世界の映画ファンが待ち望む日本映画を提供するために立ち上がった。北米では、パッケージを担当するFUNimation社とタッグを組み、日本発の映画プロジェクトをサポートする。
発表されたラインナップは、この日、ワールドプレミアが行われた「AVN Alien vs Ninja」(千葉誠治監督、2011年日本公開)と「戦闘少女 血の鉄仮面伝説」(井口昇監督・西村喜廣監督・坂口拓監督、上映中)。ほか待機作品は、「冷たい熱帯魚」(園子温監督)、「HELLDRIVER」(西村喜廣監督)、「電人ザボーガー」(井口昇監督)で、ともに11年公開予定だ。また、三池崇史監督の最新作も準備中だという。
「AVN」のプレミアでは、主演の三元雅芸が劇中衣装の忍者姿で登壇し“バック転”などを披露。千葉プロデューサーも忍者姿で登場したほか、井口監督と西村監督はふんどし姿で現れ、満席の客席は大喜びだった。「戦闘少女」上映後に行われたパーティは、200人以上の参加者で賑わい、用意された寿司を食べながら監督らとの交流を楽しんだ。
同レーベルの作品の米国でのパッケージ販売は、11年初頭からを予定。