「踊る大捜査線3」前作対比102%で興収100億突破へ
2010年7月3日 17:27

[映画.com ニュース] 織田裕二の主演最新作「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」が7月3日、全国447スクリーンで封切られ、大ヒットスタートを切った。主演の織田や柳葉敏郎らが登壇した舞台挨拶が全国41スクリーンで同時生中継されたこの日、正午時点で実写邦画史上最高となる観客動員1260万人、興行収入173億5000万円を記録した前作「踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」(2003)対比で102%。配給の東宝は、「興収100億円越えは確実」とコメントを発表した。
97年にフジテレビ系連続ドラマとして放送開始した同シリーズ。98年に劇場版として製作された「踊る大捜査線 THE MOVIE」は、全国201スクリーンで封切られ興収101億円を突破。5年後に全国408スクリーンで封切られた「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」は、前人未到の高みに達した。7年前と現在とでは全国のスクリーン数が増加しているため単純比較はできないが、映画不況のただ中にあって絶好の滑り出しといえる。
客層は、ドラマシリーズからのファンとおぼしき“踊る世代”の20代後半~40代を中心に、10~20代のカップル、家族連れにいたるまで幅広い層からの支持を獲得。同作の“生みの親”といえるフジテレビの亀山千広執行役員は、「6月29日に行われた完成披露試写会以降、かなりのプレッシャーでした。そもそも『踊る』は最初の100億越えも、『踊る2』の記録も、そんな数字がいくとは思っていなかったんです」と述懐。それだけに、「分析しても意味がないし、数字を読んでも仕方がない。でも、3ケタはいきたいですね」と本音をもらしていた。
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