ロブ・ゾンビ、「マルコム・マグダウェルはある意味、邪悪で腹黒い」
2010年6月23日 11:30

[映画.com ニュース] ジョン・カーペンター監督による名作ホラーをリメイクした「ハロウィン」の続編「ハロウィンII」が公開中。前作に続きメガホンをとった、人気ロックミュージシャンのロブ・ゾンビが語った。
同作は、ハロウィンの夜に不気味なマスクで顔を覆った殺人鬼=ブギーマンこと、マイケル・マイヤーズ(タイラー・メイン)が繰り広げる殺りくを描くスプラッターホラー。
前作は、「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」などに並ぶ名作ホラーとして名高いオリジナル作のリメイクだったが、今回は独自のストーリーで展開。前作で、精神病棟から脱走した実の兄でもあるブギーマンをからくも撃退した妹ローリー・ストロード(スカウト・テイラー=コンプトン)の前に、死んだと思われたブギーマンが再び現れ、ローリーを恐怖のどん底に陥れる。
「基本的なストーリーは、前の映画が終わった直後から始まるんだ。ローリー・ストロードが、ボロボロで、血まみれになって、銃を持ったままフラフラと道を歩いていくところからね。そんな彼女をブラケット保安官(ブラッド・ドゥーリフ)が見つけ、ローリーは彼のところへ移り住むことになる。そして、彼女は人生を取り戻していくわけだけど、僕は前作からの続きであることを登場人物たちに表したかったので、文字通り、女の子たちの顔中やそこらへんには大きな傷跡があるんだ。彼女たちはすっかりやられたからね」
メインキャストも前作から続投。ブギーマンを演じるタイラー・メインについて、ゾンビ監督は「タイラーのいいところは、彼自身がマイケル・マイヤーズだということだ」と絶賛する。「今まで数多くの役者たちがマイケル・マイヤーズを演じてきけど、役者が彼になりきったことは今まで一度もなかった。僕が思うに、タイラーだけが唯一、2本続けてそのキャラクターになりきりったんだ」
そして、マイケルの治療を担当する精神科医ルーミス役で、重鎮マルコム・マグダウェルも再登板。「役者としてもひとりの人間としても、マルコムの強みは、彼の仰々しいまでにカリスマ的な人柄だと思う。彼が部屋の中に入っていくと、その部屋全体がマルコムの色に染まるんだ。『時計じかけのオレンジ』で演じたキャラクターのように。そういうのが、彼が映画で最も映えるときだ。彼はある意味、邪悪で腹黒い。彼はいたずら好きな15歳の子どもみたいだが、それだけでは語りつくせないよ」
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