役所広司&佐藤浩市は「日本版デ・ニーロ&パチーノ」と杉田監督が絶賛
2010年6月17日 15:12
[映画.com ニュース] 洋画メジャーのワーナー・ブラザースが初めてローカル・プロダクションとして製作する「最後の忠臣蔵」の完成会見が6月17日、都内のホテルで行なわれ、主演の役所広司、佐藤浩市、桜庭ななみ、片岡仁左衛門、杉田成道監督、同社のウイリアム・アイアトン社長が出席した。
池宮彰一郎の人気小説が原作で、赤穂浪士の吉良邸討ち入り事件後の世を舞台に、主君・大石内蔵助の密命を受けて生き残った2人の男の16年後の生きざまを軸に描く。役所と佐藤は、「THE 有頂天ホテル」(2006)で共演しているが直接の絡みはなかったため、実質的には初共演となる。
役所は、佐藤との共演について「演技について話したことはないです。浩市さんとは競馬の話ばかりしていた」と述懐。それでも、「大好きな俳優。今回は2人で向かい合ってやり取りすることが多かったので、刺激的で楽しかった」と“血盟”を称えた。一方の佐藤も、4歳年上の役所について「この4歳って結構でかいんですよ。大先輩ですし、がっぷりと対じできることが楽しみで現場に行っていました」と真摯(しんし)な態度で語った。
「北の国から」シリーズで知られる杉田監督は、「日本のベストメンバーをそろえられた。かつての日本映画がもっていたアナログなテンポで、美意識の強い作品に仕上がった。私は桜庭さんのお守りをしていただけ」と謙そん。時代劇は初めてとなったが、「抵抗感はなかった。台本を一読したときから役所さんと佐藤さんの2人以外に考えられなかった。日本のロバート・デ・ニーロとアル・パチーノですから、スケジュール的には困難を極めたが、脚本の力で快諾してくれた」と絶賛した。
2人の“主”となる内蔵助に扮した片岡は、「私のような者が内蔵助を演じて若すぎないかな……と思ったが、出来上がった作品を見て自分の年を認識した」と苦笑い。そして、「素晴らしい人物でありながら、出番は少ない。私の一番好きな役です」とユーモアを交えて話し、場内の笑いを独占していた。
「最後の忠臣蔵」は12月18日から全国で公開。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ショウタイムセブン
【阿部寛がヤバすぎる】異常な主人公 VS イカれた爆弾テロ犯…衝撃のラスト6分、狂気の向こう側へ
提供:アスミック・エース
芸能生活50年で“初”体験!
【無料】映画の面白さが何倍にもなる特別番組…貴重な瞬間を見逃すな!(提供:BS10 スターチャンネル)
「アベンジャーズ」と関係するかもしれない“大事件”
【物語のカギは“日本”!?】このマーベル最新作は観るべきか、否か――?
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか?ショッキングな実話
提供:東和ピクチャーズ
次に観るべき“珠玉の衝撃作”
【余命わずかの親友から奇妙なお願い】「私が死ぬとき隣の部屋にいて」――魂に効く“最高傑作”更新
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【涙腺が危ない】切なすぎる物語…さらに脳がバグる映像美×極限の臨場感にド肝を抜かれる!
提供:ディズニー