デニス・ホッパーさん遺作ドラマ「クラッシュ」DVDリリース決定
2010年6月4日 07:31

[映画.com ニュース] 5月29日に前立腺がんの併発症のため74歳で死去した名優デニス・ホッパーさんの遺作となるTVシリーズ「crash クラッシュ」が、9月2日にDVDリリースされることが決まった。
同作は、2005年の第78回アカデミー賞を受賞した同名映画を、ポール・ハギス監督やドン・チードルら製作陣が再結集してTVシリーズ化したもの。ロサンゼルスを舞台に、音楽プロデューサーと黒人運転手、救命救急士、悪徳警官ら人種も職業も異なるさまざまな人々の人生が交錯するサスペンスドラマ。ホッパーさんは、変わり者の音楽プロデューサーでドラッグ依存症に悩むベン・センダース役で主演を務めている。
ホッパーさんは1936年5月17日、米カンザス州ドッジシティ生まれ。69年に監督・脚本・主演を兼ねた「イージー・ライダー」が大ヒットを記録し、映画史に名を残した。アルコール依存症や麻薬中毒の問題で表舞台から遠ざかっていたこともあるが、86年のデビッド・リンチ監督作「ブルーベルベット」でカムバック。生涯の出演作は100作品以上になるが、最後の出演作となったのが「crash クラッシュ」(http://crash-drama.com/)だった。
ホッパーさんの死去を受け、同作の「追悼版予告編」も公開。今年3月、最後の公の場となったハリウッドの殿堂「ウォーク・オブ・フェイム」の授与式典では車椅子に乗っていたが、予告編では激高したり苦悩するシーンも盛り込まれている。
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