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松たか子、女子高特別授業で中島哲也監督と意見真っ二つ

2010年6月3日 19:00

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松も女子高に在籍経験があり「懐かしい!」とコメント
松も女子高に在籍経験があり「懐かしい!」とコメント

[映画.com ニュース] 湊かなえのベストセラー小説を映画化した「告白」に主演の松たか子中島哲也監督が6月3日、東京・品川女子学院で行われた特別授業に参加した。

同作は、ひとり娘を事故で亡くした中学校教師の森口が、終業式の日に「娘はこのクラスの生徒に殺された」と告白し、事件にかかわった人物たちの心のやみに焦点を当てながら命の尊さを問いかける問題作。

特別授業は、東京都で初めて民間人として区立中学校の校長を務めた藤原和博氏が提唱する体験型授業「よのなか科」の一環として実施。授業の内容は藤原氏と同校が独自に考案し、「状況整理」「模擬裁判」「試写鑑賞」に続く4度目のこの日は、森口の罪を問う討論会が行われた。

藤原氏が同校1年の女子生徒25人に問いかけたのは、「森口のとった行動は本当の復讐(ふくしゅう)になるのか」。意見は真っ二つに別れ、松が「復讐になる」を選択する一方で、中島監督が選んだのは「復讐にならない」だった。

ある生徒が「愛美ちゃん(松演じる森口の娘)が殺されたことが原因で、犯人AもBも大切なものを失った。それで気持ちが晴れるわけがない」と持論を展開。中島監督は、「僕は松さんが最後の場面で見せた表情を見ていたら、もっといろいろな苦しいものを抱え込んじゃったんじゃないか。僕が思っているよりも、森口は強い人ではなかったのかもしれないと思うようになりました」と説明した。

一方の松は、中島監督の見解を聞き「最後のシーンは、犯人役の少年を見て『きれいだな』と思って演じていたんです」と意外な心情を吐露。それでも、「ああすることによって、森口はさらに孤独になってしまったんじゃないか。そうすると復讐じゃないように思ってきて……、うーん、両方です」と苦笑いを浮かべていた。中島監督は、「オレが考えていなかったことを考えている子がいた。悔しいから誰の意見かは言いませんけど」と舌を巻いていた。

告白」は東宝配給で、6月5日から全国で公開。

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