「のだめ」武内総監督、気圧と疲労で奥歯2本抜けた…
2010年5月21日 12:15

[映画.com ニュース] 上野樹里の主演映画「のだめカンタービレ 最終楽章 前編」「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」を大ヒットに導いた武内英樹総監督と若松央樹プロデューサーが5月20日、東京・秋葉原のデジタルハリウッド大学本校で公開講座を行った。
「映画『のだめカンタービレ最終楽章前編・後編』ができるまで」と題された同講座で、ドラマの誕生から劇場版公開までの舞台裏を語ったふたり。若松プロデューサーは、人気漫画だった原作の映像化権について「各テレビ局が追いかけていた。原作のポリシーであるクラシック音楽を真剣に受け止めてほしいという要請を受け、うち(フジテレビ)に回ってきた。上司からも『こういう作品こそ“月9”にふさわしい』という声があった」と説明した。
一方、武内総監督は当初、原作がもつ面白さが理解できなかったと明かし「「ヒロインが思い切り殴られるなんて月9じゃありえない。それに“ギャボ”みたいなセリフや、登場人物がすぐ白目になっちゃうあたり(視聴者が)ドン引きしないか心配だった」と述懐。結果的に「どこまで表現を追及するか、原作との勝負だと腹を決めた」というが、「正直、第4話までは笑いとシリアスのバランスに首をかしげながら演出していた」ことを告白した。
若松プロデューサーが、「毎回が最終回のような、徹底的に詰め込んだ内容だった」と語るレギュラー放送、そして2本のスペシャルドラマを経て、ついに劇場版の製作が決定する。武内総監督は、「スペシャルの後は、下心たっぷりだった」と笑いながら振り返った。さらに、昨年12月に公開された「前編」はオーケストラの演奏シーンが多いため、欧州各地の音楽ホールをめぐり最適なロケ地を確保する“旅”に出た。「飛行機であちこち移動していたら、気圧と疲労で奥歯が2本抜けました」と明かし、笑いを誘っていた。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

片思い世界
【“鑑賞確定”の超期待作】広瀬すず×杉咲花×清原果耶主演×「はな恋」製作陣…そして涙腺崩壊へ
提供:リトルモア

ミッキー17
【前代未聞のオール社畜レビュー】史上最凶のブラック仕事を描いた痛快作…社畜が観たらどうなった!?
提供:ワーナー・ブラザース映画

侍タイムスリッパー
【ついに見放題“最速”配信中!!!】観たかった人も、何度も観た人も今すぐ観て!【ネタバレ厳禁】
提供:JCOM株式会社

この村の住人は、人間を喰ってる――
【衝撃の問題作】異常なクオリティで世界が熱狂…“絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

観ないとぜっったい後悔する
【ラスト5分の破壊力】そして“観たことないシーン”のゲリラ豪雨に、感動を超えてもはや放心状態――
提供:東和ピクチャーズ

映画を安く観たい人、絶対にチェックして!
【映画2000円は高すぎる!!?】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI

厳選した名作“だけ”をあなたに。
【探す時間、ゼロ】家のテレビが「あなただけの24時間シアター」に!(提供:BS10 スターチャンネル)