松たか子&中島哲也監督、2010年本屋大賞を「ヘヴン」と予想
2010年4月20日 15:01

[映画.com ニュース] 湊かなえのベストセラー小説を、松たか子主演で映画化する「告白」の特別試写会が4月20日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、松と湊、中島哲也監督が上映後にトークショーに出席した。
「告白」は、生徒に娘を殺された主人公の女教師の告白からはじまり、殺人事件の関係者の独白形式で構成される“報復”絶倒のエンタテインメント作。この日、2010年の本屋大賞が発表されることをうけ、09年に同賞に輝いた同作の世界最速上映が選考書店員向けプレイベントとして実現した。
拍手喝さいで出迎えられた3人は、場内を見渡しながらホッとした面持ち。松は、オファーを受けたときのことを「中島監督からお手紙をもらって、『中学生たちをボコボコにしてやってくれ』と書いてありました。どこかしら感じることがあったので、すぐにお返事させていただいた」と述懐。そして、場内から「怖かった」という声に対して「真っ当な人間を演じるつもりだった。娘を失うって、自分の未来を失うということ。その点を考えに考えてやった結果が怖いと感じられたのかも」と語った。
中島監督は、書店で偶然目にした同作を読んで映画化を思い立ったといい「主人公の森口先生は残酷なことをしているけれど、どういう人間なのかもうちょっと知りたくなった。もっと深く付き合ってみたいと思わせてくれたことが映画化につながった」と説明。松については、「彼女のお芝居が好きだし、松さん以外にいないと思った。演出するのは初めてだったけれど、ちょっとヒントを言うと芝居がガラッと変わる。結構楽に演じていたんじゃないかな。まだまだできる!」と絶賛した。
また、松と中島監督は、今年の本屋大賞を予想。今年のノミネートは、村上春樹の「1Q84」や東野圭吾の「新参者」など10作がノミネートされているが、2人は川上未映子の「ヘヴン」を迷わず選んだ。理由については、「昨年お会いしてキレイな方だったので」(松)、「『ヘヴン』の『ヴ』が一筋縄ではいかない感じ」(中島監督)と根拠がまるでなく、場内の笑いを誘っていた。
「告白」は東宝配給で、6月5日から全国で公開。
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