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「007」シリーズ第23作の撮影が無期限延期へ

2010年4月20日 12:51

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ボンドの行く末に暗雲
ボンドの行く末に暗雲

[映画.com ニュース] 「007」シリーズの製作を手がけるイオン・プロダクションのマイケル・G・ウィルソンバーバラ・ブロッコリは4月19日、シリーズ最新第23作、通称「ボンド23」の撮影を無期限で延期することを発表した。

原因は、同シリーズの権利を保有する米スタジオMGMが、約37億ドルの負債を抱え競売にかけられているため。ウィルソンとブロッコリは声明のなかで、「MGMの売却先が決まらず、その先行きが不透明であることから、『ボンド23』の製作を無期限で保留する。現在のところ、再開および公開時期のめどは立っていない」と説明した。

ダニエル・クレイグが三たびジェームズ・ボンドに扮する「ボンド23」は、2011~12年にかけての公開に向けて、今年後半には撮影に入るのではないかと言われていた。すでに「クィーン」「フロスト×ニクソン」の脚本家ピーター・モーガンと、シリーズ常連のニール・パービスロバート・ウェイドが脚本に着手しており、サム・メンデス監督がメガホンをとる予定だった。

ただし、MGMがどこに売却されても、「007」という世界的なドル箱シリーズが消滅することはないというのが大方の見方だ。

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