仲里依紗、アドリブだった“がに股”ポーズ
2010年3月13日 13:24

[映画.com ニュース] 仲里依紗の主演最新作「時をかける少女」が3月13日、全国50スクリーンで公開。仲をはじめ、中尾明慶、石丸幹二、青木崇高、石橋杏奈、谷口正晃監督が東京・新宿ピカデリーで舞台挨拶を行った。
同作は、筒井康隆による同名短編小説の4度目の映画化で、仲が演じる女子高生・芳山あかりが2010年から1974年へとタイムスリップし、母・和子(安田成美)の初恋の相手を探す青春ラブストーリー。仲は、「今日はすごくすごくうれしいです。ぜひ何度でも“時をかけて”楽しんでください」とアピール。あかりが出会う70年代の大学生・涼太を演じた中尾は、「さっき、里依紗ちゃんから『今日、卒業だね』って言われて。初日を迎えて、やっと皆さんの作品になったので、応援していただければ」としんみりした表情だった。
仲は、06年にヒットした細田守監督によるアニメ版でも主人公の声優を務めており、「大好きな作品だけに正直不安だった。すごく大きなブランドを、またひとりで背負うのはどうなんだろうって」。それでも、撮影が始まると共演者やスタッフに支えられたといい、「中尾さんが助けてくれました」とニッコリ。これには中尾も、「初めてほめられてうれしくなっちゃった!」と大喜びだったが、仲が即座に「最後なんで持ち上げておきます」とツンデレな素顔をのぞかせ、場内の笑いを誘っていた。
谷口監督は、「内面からあふれ出るものを表現できる、フレッシュで魅力的な俳優さんと仕事ができて光栄」。とりわけ仲の躍動感あふれる、みずみずしいヒロイン像には「現場で完全にノックアウトされた」といい、「冒頭シーンで、がに股で叫んでくれて『これがあかりなんだ』って確信できた。台本には、がに股とは一言も書いていなかったですから」と仲の女優魂を絶賛した。
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