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アジカン後藤&ent「ソラニン」通じ共闘宣言

2010年3月6日 09:57

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公私ともに親交の深い2人
公私ともに親交の深い2人

[映画.com ニュース] 浅野いにおの人気漫画を宮崎あおい主演で映画化した「ソラニン」(三木孝浩監督)のトークライブ付き試写会が3月5日、都内で行なわれ、メインテーマを手掛けたASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文と、劇中音楽を担当したentことホリエアツシが出席した。

OL2年目で会社を辞めた芽衣子(宮崎)と、夢をあきらめきれずにフリーターをしながらバンド活動を続ける種田(高良健吾)が、将来への不安を抱えながらも、互いに支え合って前に進む姿を描いた青春映画。

メインテーマ「ソラニン」は、浅野いにおが書いた歌詞に後藤が曲をつけたもの。後藤は、「自分たちの曲にしようという気はなくて、『アジカンっぽい曲』と言われてビックリしています。ああいう“青い焦燥感”のような曲って、僕らとしては少しさかのぼった作風なんですよね。『大学生だったらこんな感じかな?』と思いながらつくったので、みんなが喜んでくれているのが複雑っちゃ複雑ですね(笑)」と苦笑い。一方、初めての劇中音楽を手掛けたホリエは「難しかったですね。教習所で見せられる事故映像のBGMっぽくなってないかな?とか気になったりして(笑)。でも映画の中にどんどん感情移入していって、泣きながら作っていました」と語った。

劇中の登場人物はそれぞれの“分岐点”を迎えるが、ホリエは「僕には分岐点はなかったですね。バンドマンを志したのは中学生のころですが、そのときから自分は間違っていないという自信がありましたから」とキッパリ。後藤も、「外人の彼女ができて親に挨拶に行くからバンドを辞める人もいましたね(笑)。ネジが外れている人じゃないとバンドマンは続かない気がします」と振り返った。

バンドブームをけん引してきた2人だが、「ゴッチ(後藤)はカウンターであり、メッセンジャー。10年後は忌野清志郎さんみたいな存在になっていて欲しいです」(ホリエ)、「同世代で共闘してくれる人っていない気がするので、ホリエ君には一緒に問題意識をもって戦い、傷ついてほしい。『ホリエ、何言っているんだ!』ってネット掲示板で叩かれてほしい(笑)」(後藤)と互いにエールを送っていた。

ソラニン」はアスミック・エース配給で、4月3日から全国で公開。


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