ハセキョー「つまらない女」と言われてショック?
2010年2月28日 15:12

[映画.com ニュース] 相武紗季、水川あさみ、小雪、優香、長谷川京子が主演する携帯ドラマ「女たちは二度遊ぶ」の特別試写会が2月28日、東京・港区のザ・プリンスパークタワー東京で行われ、5人の主演女優とメガホンをとった行定勲監督が舞台挨拶に登壇した。
芥川賞作家・吉田修一の原作を映像化した短編集で、男の記憶に残る「忘れられない女たち」をテーマに、男女のリアルな恋愛模様を描く。行定監督はズラリならんだ女優陣を見て「自分でキャスティングしておきながら、はめられたというか……。女性の怖い部分、キュートな部分をフィーチャーした作品だが、その迫力をいま感じていて緊張してる」と圧倒され気味。それでも、「携帯ドラマだからといって映画と区別はしていない。この5人がキャスティングできたし、手抜きはしてません」と作品の出来栄えに自信をのぞかせた。
各作品の見どころ、役どころについて、「夢の女」に主演の小雪は、「人間って、夢を見て目覚めたときに、夢だったのか現実だったのか分からなくなる瞬間がありますが、そういう役。見えるようで見ない、いるようでいないキャラクター」と説明。「平日公休の女」の優香は、「この中では一番普通の人で、リアリティがある話。『嫌なことしてよ』っていうセリフが気持ちよかったし、そういうふうに言える女性は強いなと思った」と話した。5編の中で唯一オリジナルストーリーの「つまらない女」に主演した長谷川は、「つまらない女って言われたらショックですよね……(笑)」と苦笑いだが、「男性が退屈してしまうような女性でも、実はそんな人に彼が支えられてきたんだという素敵なお話。オリジナル作なので監督のプライベートも少し垣間見えますよ」と語った。

さらに、作品テーマにちなんだ「忘れられない女」については、小雪が「男性に聞きたいところですが……」と前置きしつつ、「夢の時間を与えてくれた人、(男性の中で)終わらなかった人」とコメント。相武は「振り回しながらも愛きょうがあり、憎みたくても憎めない女性」、水川は「男性に対して誠実な人」、優香は「猫みたいな人」と回答はさまざま。長谷川も「分かっていれば楽なんですが……自立して、自分の世界を持っているような人は、男性の思い通りにいかないというところで忘れられない人になるのでは」と持論を展開した。
「女たちは二度遊ぶ」は、NTTドコモとエイベックスが運営する携帯放送局「BeeTV」にて3月1日より配信開始。
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