もたいまさこ&荻上直子監督4度目タッグは「トイレット」
2010年2月18日 07:01

[映画.com ニュース] もたいまさこの出演最新作が、荻上直子監督の「トイレット」に決まった。もたいにとって、荻上監督とのタッグは「めがね」「かもめ食堂」「バーバー吉野」に続き4度目。撮影から編集までカナダ・トロントで行われた同作で、もたいはナゾのばーちゃんに扮する。
同作は、「人生は退屈の繰り返しに耐え忍ぶことだと思う」と信じてきた3兄妹が、母親の死をきっかけに、生前の母が日本から呼んだナゾのばーちゃんとの交流を通して閉じていた心のとびらを開いていくハートウォーミングな物語だ。
荻上監督は、94年から6年間にわたり米ロサンゼルスに滞在し映画製作について学んだ。そんなとき、無性に映画を作りたいという気持ちにさせてくれたのが、「ウエルカム・ドールハウス」や「アメリカン・スプレンダー」といったインディペンデント映画だったという。それだけに、「それらは私の原点であり、いつか必ず北米で映画を作りたいとずっと願っていました。構想から約5年、昨年9月からトロントで撮影をした『トイレット』は、私がどうしてもどうしても作りたかった映画です」と熱のこもったコメントを寄せた。
トイレから出ると必ずため息をつくばーちゃんを演じたもたいは、荻上監督がメガホンをとった過去3作品に出演しており、いわば欠かすことのできないパーツの一部。そんな風変わりなばーちゃんと交流を持つプラモデルオタクのレイ、引きこもりピアニストのモーリー、エアギターで自己表現しようとする大学生のリサの3人は、アレックス・ハウス、デビッド・レンドル、タチアナ・マズラニーがキャスティングされた。また、荻上監督の強い要望にこたえて「西の魔女が死んだ」のサチ・パーカーも出演している。
「トイレット」はショウゲートとスールキートスの共同配給で、今夏、全国で公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

キャンドルスティック
【予告編だけでこんなに観たくなること…ある!?】阿部寛、10秒でAIを騙す――狂おしいほど面白そう
提供:ティ・ジョイ

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった“1秒”で爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

すさまじい“魂震作”だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント