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「24」映画化が再始動へ 「消されたヘッドライン」の脚本家を起用

2010年2月9日 18:30

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映画版はヨーロッパが舞台に
映画版はヨーロッパが舞台に
Photo:AP/アフロ

[映画.com ニュース] ペンディングとなっていた人気TVシリーズ「24」の映画化プロジェクトが、ようやく動き出した。

米エンターテインメント・ウィークリー誌によると、「アメリカを売った男」「ニュースの天才」の監督・脚本家のビリー・レイが「24」映画版の脚本家として起用されたという。米FOXの重役陣と、主演でプロデューサーのキーファー・サザーランドが、レイが直接売り込みにきた脚本を気に入ったということらしい。詳細は明かされていないが、舞台はヨーロッパになるとのこと。レイが脚本を手がけた作品にはほかに「消されたヘッドライン」「フライトプラン」などがある。

脚本家が決定したことで映画化プロジェクトが前進したのは確かだが、今後の製作スケジュールはTVシリーズの動向に大きく左右されることになりそうだ。全米でシーズン8を放送中の「24」は、1月末の段階で、昨シーズンと比較して視聴者数が10%減っているという。それでもFOXにとっては「アメリカン・アイドル」「Dr.HOUSE」に次ぐヒットシリーズには違いないが、まだシーズン9へと継続するかどうかの決定にはいたっていない。シーズン8で番組が終了する可能性もあり、そうなれば映画化へのはずみはつく。

サザーランド自身はTVシリーズと映画の両立が可能だと考えているようだが、現実問題として両方を同時進行させるにはスタッフにかなりの負荷がかかることが予想される。いずれにしても、TVシリーズに関しては近いうちにFOXから発表があるものと思われ、映画化企画の続報はそれ以降になりそうだ。

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