米フォーブス誌発表、過去5年間のハリウッド大赤字映画は?
2010年1月25日 12:00

[映画.com ニュース] 米経済誌フォーブスが過去5年間で大赤字を出したハリウッド映画ワースト15を発表した。いずれも観客を集められるAリストスターの主演作品ばかりであり、製作費とそれに対する興収(全世界での売上)を比較したランキングになっている。
その不名誉な第1位は、オスカー俳優のショーン・ペン&ケイト・ウィンスレット共演の「オール・ザ・キングスメン」(06)。ソニー・ピクチャーズは約5500万ドルの製作費をかけて、全世界で興収はわずか900万ドル。製作費に対して、わずか16%しか回収できなかったということで、84%にあたる4100万ドルをドブに捨てたという計算。
第2位はデニス・クエイド主演のユニバーサル・ピクチャーズのアメフト映画「The Express」、第3位はユアン・マクレガー&ナオミ・ワッツ共演の20世紀フォックス映画のスリラー「ステイ」(05)で赤字がそれぞれ75%、73%。
第4位はワインスタイン・カンパニーを倒産の危機に陥れたクエンティン・タランティーノ&ロバート・ロドリゲス監督の「グラインドハウス」(07)。全米では「デス・プルーフ」と「プラネット・テラー」の2本に分けてで同タイトルで公開された。15位までは以下の通り(製作費、興収は100万ドル単位に省略)。
製作費5500万ドル/興収900万ドル/赤字84%
2.デニス・クエイド主演「The Express」(08)
製作費4000万ドル/興収1000万ドル/赤字75%
3.ユアン・マクレガー主演「ステイ」(05)
製作費3000万ドル/興収800万ドル/赤字73%
4.カート・ラッセル主演「グラインドハウス」(07)
製作費6700万ドル/興収2500万ドル/赤字63%
5.エディ・マーフィ主演「Imagine That」(09)
製作費5500万ドル/興収2300万ドル/赤字58%
6.ヒュー・ジャックマン主演「ファウンテン」(06)
製作費3500万ドル/興収1600万ドル/赤字54%
7.ニコール・キッドマン主演「インベージョン」(07)
製作費8000万ドル/興収4000万ドル/赤字50%
8.ブラッド・ピット主演「ジェシー・ジェームズの暗殺」(07)
製作費3000万ドル/興収1500万ドル/赤字50%
9.ジョン・C・ライリー主演「ウォーク・ハード」(07)
製作費3500万ドル/興収2100万ドル/赤字40%
10.マイク・マイヤーズ主演「愛の伝道師 ラブ・グル」(08)
製作費6200万ドル/興収4100万ドル/赤字34%
11.ビリー・ボブ・ソーントン主演「School for Scoundrels」(06)
製作費3500万ドル/興収2400万ドル/赤字31%
12.ウィル・フェレル主演「マーシャル博士の恐竜ランド」(09)
製作費1億ドル/興収7000万ドル/赤字30%
13.エディ・マーフィ主演「デイブは宇宙船」(08)
製作費6000万ドル/興収5000万ドル/赤字17%
14.シャーリーズ・セロン主演「イーオン・フラックス」(05)
製作費6200万ドル/興収5200万ドル/赤字16%
15.マシュー・ブロデリック主演「プロデューサーズ」(05)
製作費4500万ドル/興収3800万ドル/赤字16%
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