覆面グラフィティアーティスト、バンクシー初監督作がサンダンス映画祭で上映
2010年1月22日 11:44

[映画.com ニュース] その正体がいっさい謎に包まれている英国のグラフィティアーティスト、バンクシーの初監督映画が、1月21日に開幕したインディペンデント映画界最大の祭典、サンダンス映画祭でプレミア上映されることが明らかになった。
バンクシーは、世界各地にゲリラ的に出没して街頭にグラフィティ(落書き)を残しているアーティスト。反権威色の強い作風で知られるが、本人の正体は男性であること以外ほとんど分かっていない。今回、サンダンス映画祭が開催される米ユタ州パークシティの街中に、数日前からバンクシーのものと思われるグラフィティが散見されるようになり、彼がパークシティに現れたのではないかと噂になっていた。
1月24日に世界初上映が予定されるバンクシー初監督作品のタイトルは、「Exit Through the Gift Shop」。1時間29分の長編で、バンクシーに取り憑かれた1人のフランス人が、なんとかして彼のドキュメンタリーを製作しようとするが、結局カメラはそのフランス人の奮闘ぶりを映すばかりという内容。ただし、プレスリリースによると、制作中のバンクシーのフッテージも含まれているとのことで、もちろんバンクシーの姿が映像に捉えられるのは今回が初めてとなる。ナレーションを「パイレーツ・ロック」のリス・エバンスが担当。
サンダンス映画祭のオフィシャルサイトでもすでに予告編が公開されている。キャッチフレーズは「世界初のストリートアート・ディザスター・ムービー」となっているが、バンクシー自身は同作について、「映像化不可能なものを映像化しようとして失敗した男の物語」と語ったようだ。
「Exit Through the Gift Shop」は、英国では3月5日の劇場公開を予定。
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