「スパイダーマン4」消滅!サム・ライミ監督離脱でシリーズ一新へ
2010年1月12日 14:16

[映画.com ニュース] サム・ライミ監督、トビー・マグワイア主演の人気シリーズ最新作「スパイダーマン4」の撮影延期が数日前に報じられたが、このほど同作からライミ監督が完全に離脱、プロジェクト自体が消滅したことが明らかになった。それを受けてソニー・ピクチャーズは1月11日、「スパイダーマン」シリーズを新しい監督とキャストでリブート(再起動)し、その第1弾を2012年夏に公開することを正式に発表した。
その発表前に米映画ジャーナリストのニッキ・フィンケがブログDeadline Hollywoodでスクープしたところによると、ライミ監督は、クリエイティブ上の理由から、自身のビジョンを反映した「スパイダーマン4」が作れないと判断、もはや2011年5月の公開に間に合わせることができないとソニーに伝えたらしい。それに対してソニーは、監督を交代させて「スパイダーマン4」を続行するよりも、ライミ監督&マグワイア主演の「スパイダーマン」シリーズは3部作で完結させ、新たにリブートする道を選んだということのようだ。
ソニーが発表したプレスリリースによると、新「スパイダーマン」シリーズでは、主人公ピーター・パーカーは再び高校生の設定に戻るという。また脚本は、ライミ監督が難色を示していたと思われる「スパイダーマン4」の第1稿を執筆したジェームズ・バンダービルト(「ゾディアック」)が手がける。監督やキャストに関しては現在のところ未定。
なお、同プレスリリース上の声明を見るかぎり、今回の決定は友好的なもので、スタジオと監督ともに「すばらしい3部作を生み出せた、またとない経験、またとない友情関係だった」という趣旨のコメントを残している。
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